徒然日記

ふと感じた四季折々のこと、本のこと、街のこと

【小説】対岸の彼女

「ひとりでいるのが怖くなるようなたくさんの友達よりも、ひとりでいても怖くないと思わせてくれる何かと出会うことの方が、うんと大事な気が今になってするんだよね」このセリフぐっとくる。

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同世代の友人たちに読んで欲しい作品。共感してくれたり、くだらん話で笑ってくれたり泣いてくれたりする数少ない友人をこれからも大切にしたいと思えた

女同士だと分かり合えなくなることが歳を重ねるにつれて増える。小学校中学校高校大学、大人になればなるほど交友関係は深く狭くなるし、連絡を取るなんてほんの一部になる、これは社会人になって実感する。自分がいるコミュニティによって関係性は変わるし、疎遠になる友人もいるし、でも離れても気の合う友人はたまに連絡を取ったり…と言葉で表せない距離感、なんだろう。

どれだけ忙しくても、環境が変わっても、たとえ結婚した、子供ができたにせよ、仲良い友達気の許せる子っていうのは、ふと一緒にご飯が食べたくなったり、話したくなったりと交友関係は続いていくものだ。