徒然日記

ふと感じた四季折々のこと、本のこと、街のこと

【小説】流浪の月

本屋大賞作品。あらすじは詳しく公表されてないから多くは語らないけど、良作。なぜ話題になるかはなんとなくわかった。
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真実と事実は違うということに胸打たれるし、真実はこの主人公更紗と文しか知らない。
新しい人間関係を描いた作品だった。恋じゃないのに一緒にいたいという気持ち、一緒にいたいという理由さえあればこういう愛の形はあっても良いと思う。
人それぞれ何かをかかえていて、それぞれにしか見えないものがある、ね。