徒然日記

ふと感じた四季折々のこと、本のこと、街のこと

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

【映画】ROMA

Netflixでも配信されている映画『ROMA』。 デモや暴動があった波乱の1970年代初頭のメキシコを舞台に、家政婦クレオの視点で淡々と日常生活が進む。 外廊下を掃除しているだけのオープニングシーン、床タイルに清掃の水を流しているんだけど、そこに映る空と…

【映画】運び屋

家庭を顧みず、自由に生きてきた主人公アールに残された人生の残りと後悔した時間を取り戻すべく、麻薬運びという犯罪に加担していく。犯罪映画でありながら、人生で失ってはいけないもの がテーマとして語られていた。地位やお金、名声より大切なものがある…

【映画】家族のレシピ

日本とシンガポールの外交関係樹立50周年として企画された映画だと、キネマ旬報の斎藤工と監督のインタビュー記事に記載されていた。 シンガポールと高崎を舞台に、家族3世帯を描いている。シンガポールの料理が出てきて、スパイスやスープの香りが漂ってき…

【映画】ねことじいちゃん

過疎化が進む離島、穏やかな時間が流れ、お年寄りたちがお互いに声をかけあい、寄り添い、助け合いながら生活している姿に、微笑ましくあり羨ましかった。私も後50年後くらいはこんな場所で好きな人と(お互生きていたら)地域の人と手を取り合いながら、丁…

【映画】女王陛下のお気に入り

不穏な音楽と独特な緊張感とサラとアビゲイルの地位争いに、どっと疲れてしまったが、見応えがある映画だ。深いで不安で少し不気味な映像で、エンディングロールに入るまで私の心臓の音はトクトクと鳴り響いていたくらい、ドキドキだった。宮廷内も魅力的で…

【映画】グリーンブック

人種差別がテーマであるのに、観終わった後はすっきり。心が浄化された感じになるのは、学があって洗練されたドクターとガサツで教養が欠けてるトニーという、見た目も性格も真逆の2人の程よい距離感と友情が見られたからだ。正反対の二人が、旅を通じて心を…