徒然日記

日常の些細なことのキロク。心に残る映画のことを積極的に紹介。

2018年映画上半期ベスト10

2018年の上半期が終わったので、今年観た映画を振り返ります。
趣味である映画は息抜き。
主観で心に残る作品をピックアップした映画メモです。
差別や移民といった社会問題を抱えたテーマが強いものや死を扱うものが好きなようです。



上半期映画ベスト10

1.スリービルボード

総合的に良かった!サスペンスドラマかと思いきやヒューマンドラマだった。
娘をレイプされ殺された母ミルドレッド(フランシスマクドーマンド)と、犯人を逮捕できない警察署長ウィロビー(ウディハレルソン)とその部下ディケンズ(サムロックウェル)の感情表現がストレートに伝ってくる。
この先の展開こうなるだろうっていう予想をいい意味で裏切ってくれる。人間の表と裏の面をうまくあらわしている。
「怒りは怒りを来す」という言葉は映画そのものを表していると思う。
頭に血が上ったままの行動は、とんでもないことを引き起こす、ミルドレッドの行動と精神すげーとハラハラしながら観てました。
アメリカを映す映画そのものだった
3つのビルボードに書かれた罵りと、そこから生まれた3つの愛の手紙に
忘れた愛を思い出す、本当にいい映画だった。

2.あなたの旅立ち綴ります

81歳ハリエットと訃報ライターアンの人間性が魅力だった!傲慢で偏屈な81歳のハリエットと若く生意気な女性ライターアンの化学反応があって、人間性が魅力だった。
人生の終盤を迎える自己中ババアと、これから人生を謳歌していく若き訃報ライターの時間が重なって、”今”を生きる表情が輝いていた。人生はいつだって”綴り”直すことができる。未来への希望、自分への勇気を与えてくれる映画。
最後泣かせてくれる。
DJにこだわる感じもすごくよかった。多彩な音楽も聴いていて楽しい。

3.blank13

斎藤工高橋一生の兄弟役がなんとも切なくて愛おしい。
13年前に父が疾走して、余命1ヶ月の状態で見つかるお話で
淡々とした内容なんだろうなと思っていたが、
いい意味で後半覆される。
70分という短い時間でメッセージがぎゅっと詰まっている。
リリー・フランキー佐藤二朗松岡茉優伊藤沙莉と豪華キャストだ。
役者だけでなく、監督としての斎藤工に一層興味がわいた。
主題歌を歌う笹川美和さんの「家族の風景」が内容にピッタリなんだわ。
もう一回観たいんだけど、都内では上映終了。
再上映してくれないかな。

4.君の名前で僕を呼んで

2回観た。時代は1983年の北イタリアの夏。
役者、景色、音楽、映像すべてが素晴らしい。
音楽はピアノが主だからほんとに心地よい。
LGBTがテーマになっている作品で、感情移入できるのかなと思っていたけど、
恋愛の甘酸っぱさや歯がゆさ、しれったさがとても分かる。
北イタリアの景色に釘付けになる。
避暑地でゆったりしたり、川で泳いだり、本を呼んだり、
また家の庭で本を読んでは、ピアノを弾いて…こんな生活を送ってみたいと思った。忘れられないエンドロール。
ティモシーとアーミーハーマーをずっとみていたい同性愛者役を熱演した二人に拍手。

5.孤狼の血

昭和終わりの広島刑事とヤクザのお話。いや〜激アツだった。
ヤクザ用語が飛び交って聞き取れないところがあったけど、
考えるより観て感じろだったな〜。
身体の内側からゾクゾクして、途中気分悪くなって、涙して、最後はスッキリする。グロい、アツい、イタイ、そして渋い!!
裏社会のリアルな部分を写している。暴力どころか、刑事がそんなことしていいのかっっ!?と目をそむけてしまうシーンがあって、
忘れられない。
個人的に今年は松坂桃YEARなので、これからも進化し続ける松坂くんに目が話せません!

6.恋は雨上がりのように

キラキラ青春映画かな…と思ったら全く違った!
漫画原作としてはレベルが高い作品だったと思う。
オープニングが良かった~
疾走感溢れる走りで小松菜奈ちゃん坂道をかけていく、観ていて気持ちがいい。
ファミレスの店長大泉洋さんが最高だった、出てくるたびに笑い吹き出して堪えられない。
映像が淡くて、雨が上がった後の空が綺麗。
主題歌のフロントメモリー何回聴いたか、
始まってから評価が高くなってたからすごく嬉しかった。
切ないけど、小松菜奈が演じるアキラの爽やかさと店長の愛おしさが最高でした。

7.希望のかなた

カウリスマキの監督最後になるであろう作品、
ものすごく良かった!!
ドイツとフィンランドで製作された映画で難民の話をユーモアと人情で切り込む。
人と人が接することで生まれる「優しさ」「助け合い」「思いやり」があって心がほっとあたたかくなる。
音楽の取り入れ方、話のテンポ、問題の取り入れ方が良かった!


8.ちはやふる-結び-

まさかちはやふるに感動して涙して鳥肌立って、自分が悔しくなった笑。
青春をかるたにかけた高校生の物語。
青春映画の金字塔になるわ。
30巻以上続く原作を3部作にしてた内容、見事なキャスティング、景色、場所、映像の彩り、
エンディングとすべてが綺麗にまとまっていた。
Perfumeが主題歌を飾った「Flash」と「無限未来」まるで実写化が決まったときから、主題歌の意味も用意されていたようで、ちゃんと作品に光をあてている。
賀来賢人松岡茉優佐野勇斗と演技よかったな〜。
かるたと同様、この作品も1000年先も語り継がれるといいな

9.タクシー運転手〜約束は海を越えて〜

韓国映画。1980年光州で起きたデモ事件を描いた実話を映画にした作品。
サスペンスとエンタメ要素も大。
タクシー運転手は抜け駆けしてお金を稼ぐことしか頭にないんだけど、
デモに巻き込まれて、ドイツ記者を助けに行く勇気に感動した。
運転手を演じたソン・ガンホさんの演技がすごかった。
韓国の知られざる歴史をしれたのは大きい。

うどんをがっつくところすごく美味しそうだった、
お箸やお皿がカチャカチャ鳴り響くのも食をそそるね。

10.グレイテスト・ショーマン

曲が終わるごとに席を立って拍手したくなるくらい良かった。
オープニングからしびれる、鳥肌がたった。
ストーリー自体はシンプルだけども、胸が踊る音楽と美しい映像、テンポのよい演出が上手く合わさってスクリーンに吸い込まれた。
次なる成功を求め続けるバーナムの行動や感情から、
人間の欲 というのが上手く描かれていたと思う。
ザック・エフロンヒュー・ジャックマンがBARで踊って歌うシーンがお気に入り。
幸せの定義は人それぞれ違うから、
自分が大切にしているものは忘れないようにしなきゃと思えた。


その他

グランド・ブダペスト・ホテル
2014年の作品DVDで鑑賞。扱うテーマは「人生の儚さ」かな。
グランドプダペストやメンドルの箱のピンクを基調にしたカラフルな世界感がほんっと可愛い。今の時代にはない古典的なところもよい。
サスペンスでありコメディチックで飽きない。
愛しのオーウェン・ウィルソンを目当てでみたんだけど、
彼がどこに出ているのかがわからず、最後ネットで調べるという。

★女と男の観覧車
大好きなウディアレン作品。
不倫がテーマだった。
レトロな風景とジャズ音楽に最後は余韻に浸れた。
50年代のコニーアイランドを再現し、バックの観覧車を色鮮やかだった。
ジニーがキャロラインに腹立たしくなり嫉妬したりする感情、私、分かる(笑)最後落ちぶれていくところ痛々しく生々しいところが爽快。
ひと夏の恋に溺れた女性の物語。

★いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち
イタリア映画。
3部作で3作目から鑑賞。イタリアの天才教授たちが集まって、合法ドラッグを防ぐために警部から協力を頼まれるお話。
1,2を観てからだともっと楽しめたんだろうなと思ったが、面白い。イタリア語に聞き慣れないせいか、ガチャガチャしていた感じがあってうるさっておもったけど、いろんな教授でてくるあたりからぐいぐい引き込まれる。会場全体が笑いに包まれていた。

15時17分、パリ行き

2015年8月21日アムステルダム初のパリ行きの列車で起きたテロ事件をドキュメンタリー映画に。3人の若者が旅行中にテロ事件に遭遇して、犯人を捕まえる。この映画の主人公が本人たちが演じていてリアリティがあり、演技ははじめてなのに違和感や不自然さがない。はじめはイーストウッド監督のオファーに断っていたのだとか。3人はこの事件を救うために結ばれた、人生は大きな目的に向かってっ導かれているという感じがした。偶然というのは重なるものなんだと感動した。最後のエンドロールには涙した。
日本でも新幹線で似たような事件があったから、日本でも考えられるシチュエーション!これは完全にイーストウッド監督が写した世界に引かれたね。


万引き家族
内容はすごく考えさせられる。この家族がバラバラにならないでほしいと願わずにいられない。
安藤サクラの涙のシーン、思い出すだけで泣けてくる。血がつながってなくても、過ごした時間の濃さや思いやり愛情があれば家族と言えるのではないか。
駄菓子屋のおじちゃんが、「妹には真似させるなよ」といったニュアンスでお兄ちゃんに言ったのが印象的だ。
お兄ちゃん役を演じた子役、数年後には柳楽優弥のような存在になるんじゃないだろうか。いい役者になりそう。

★去年の冬、君と別れ
中村文則さんのサスペンス小説の実写化。
斎藤工と岩田剛典のタッグが良かった。二人ともかっこよい。
実写不可能と言われていた原作が、
あぁ、こういう演出と魅せ方で最後のオチをこうもってくるところが斬新だった。
原作読まずに言ったら騙されるでしょう。
愛と狂気と復讐に満ち溢れたお話だけど、どこか純愛なところもあって、
邦画としてはすごく良かった!!

観た映画

<洋画>
希望のかなた
キングスマン ゴールデンサークル
博士と彼女のセオリー
アバウトレイ 16歳の決断
ベロニカとの記憶
希望のかなた
5パーセントの奇跡
スリー・ビルボート
グレイテスト・ショーマン
あなたの旅立ち、綴ります
15時17分、パリ行き
シェイプオブウォーター
アンロック
チャーチル
ペンタゴンペーパーズ
チャーリーモルデカイ
マッチポイント
インターンシップ
ロンドン人生はじめます
ジュマンジ
ザ・スクエア
君の名前で僕を呼んで
グランド・ブダペスト・ホテル
ジュラシックパーク
タクシー運転手
ウェディングクラッシャー
ミッドナイト・イン・パリ
男と女の観覧車
いつだってやめられる
ナチュラルウーマン
ダージリン急行
ワンダー君は太陽
スノーデン
ウォールフラワー

<邦画>
探偵はBARにいる1〜3
言の葉の庭
君の名は
博士と彼女のセオリー
マジックアワー
blank13
犬猿
今夜ロマンス劇場で
去年の冬、きみと別れ
ちはやふる-結び-
曇天に笑う
坂道アポロン
娼年
マジックアワー
半分の月が登る時
インターンシップ
クリーピー
ちはやふる 上の句
ちはやふる下の句
ランウェイビート
コナン ゼロの執行人
恋は雨上がりのように
狐狼の血
ターン
ラジオの時間
僕たちは世界を変えられない
万引き家族
キセキ
明烏
50回目のファーストキス
恋は雨あがりのように
彼女がその名も知らない鳥たちは
昼顔
海賊と呼ばれた男

以上!

【映画】女と男の観覧車

ウディ・アレンの新作「女と男の観覧車」。テーマは不倫だが、ウディ・アレンのユーモアが入ることで楽しく観ることができる。コニーアイランドの遊園地のカフェで働くジニー(ケイト・ウィンスレット)は、舞台で活躍していた女優だった。回転木馬の操縦をつとめる夫のハンプティと再婚し、連れ子のリッチーと3人で暮らしている。
ジニーはハンプティには内緒で、海の監視員でバイトをする大学生ミッキー(ジャスティン・ティンバーレイク)と付き合っていた。平凡な毎日に失望していたジニーは、恋に落ち人生を変えようとしていたが、
ある日ハンプティの実の娘キャロライナが現れ、幸せだった日々が狂いはじめる。

舞台女優からウェイトレスに転落したジニーが、私がいる場所はここじゃない、ママは昔ここで輝いていたのよと息子に話す姿は痛々しく生々しい。
演技がほんとうにすばらしかった!もう42歳なんだ。アクセサリーを身に着けたドレス姿は美しい。
ミッキー役を演じたジャスティン・ティンバーレイクの大学生は違和感がなかった。歳をとらないなぁ…。
人間関係もシンプルで、ことはなかなかうまく行かないものだ。

放火癖がある息子のリッチーが放火するたびに、ジニーは学校から呼び出され
精神的に参っている姿、もうちょっと子どもの教育をしっかりしようよと思ってしまった。
放火癖はリッチーにとってのストレス発散なんだろうな。
酒癖悪い父親と過去の自分に酔いしれる母親がいる家庭だったら、逃げたくなるような。
みていて痛快で、突如現れたキャロライナの行方にも気になり最後まで楽しめた。

ウディ・アレン作品といえば、美しい光をまとった映像、レトロな風景と居心地良い音楽。
最後は不思議な余韻に浸れるのだ。50年代のコニーアイランドを再現し、バックの観覧車を色鮮やかに映し出していた
ひと夏の恋に溺れた女性の物語、バンザイ。

【映画】ワンダー 君は太陽

家族系の話は涙腺崩壊する。

「見た目は変えられない。見る目は変えられる」校長が言った言葉が残る。

生まれたときから顔に障害があり何度か手術をして、普通の子とはちょっと見た目が違うオギー。
低学年までは自宅学習にしていたけど、母の薦めではじめて学校に通うことに。
周りから変わり者に見られ距離を置かれていたが、同級生たちの心が少しづつ変わっていく。

はじめから終わりまでほっこりして、心があたたまる。
主人公オギーはほんとうに太陽の存在。
グッとくる瞬間が散りばめられていて、涙があふれてくる。
家族の愛情、友情、オギーに関わる人にスポットをあてているところも良かったな。
周りの目を気にして不安になったり、嫌気がさしたりと
小学校の時よくあったなぁと思いだした。置かれている環境は違うけども、
子どものときの変な緊張感には共感できた気がする。

オギーの強さ、優しさ、愛おしくて思い出すたびにほっこりする。
なんて可愛んだろうが。
お父さん役のオーウェン・ウィルソンが素敵なパパを演じていた。
パパ役といえば「マーリー」のとき以来かな。
よきパパ。

そして、誰しもが悩みを抱えているということだね。
友情の悩みを抱えている姉の話は、自分の過去をかぶさる部分があってもっと共感した。

今年1、ハートフル映画だったかもしれない。

【メモ】村上信五くんと経済クン「ベーシックインカム」

4月から文化放送で放送しているラジオ番組「村上信五くんと経済クン」
ゲストを招いてお金のことを話します。
思った以上に、面白く知らない知識を聴きながら学べるのでメモ。

社会学者の西田亮介さんがゲストで出演。
ベーシックインカム」とは何かを説明してくださりました。
西田さんは、1983年京都生まれの慶応大学SFC出身。東京工業大学の准教授として情報社会論などの現代社会論を教えています。
子供の頃は水泳の先生になろうかなと思っていたそうで、高校2年のときに大学進学しようと決めたそうです。
きっかけは関西から出たいと思ったそうで、勉強をはじめました。
慶應義塾大学に進学し、学生時代はサーフィンにハマりすぎて留年してしまったとのことです。
留年していたときに大学院を視野にいれて、最終的には大学院に進学しました。

ベーシックインカムとは?
西田:生きていく上でお金が必要です。お金を国が国が賄ってくれる制度。
たとえばケガや病気になったり、歳をとると、若いときのように働けなくなります。
日本の場合、法律25条が生存権があり「健康で〜文化的な国が」があり、国が保証しなければならない。
しかし、今の日本の社会だと厳しい状態。
生活保護などの制度があるけど、制度がわかりにくいところもある。所得の区切りがあって、受け取る金額で保護を受けれたり受けられなかったりする。これが分かりにくいため、経済的な部分を払ってしまおう!というところでベーシックインカムがあります。

★何歳から受け取れるのでしょうか。
西田:基本的には0歳〜全員。
年齢で金額は変わらないです。国の予算から出ます。

ベーシックインカムを導入するには、年金や健康保険など国が保証してくれているものをなくさないといけないそうで、
今の社会保障の制度とベーシックインカムを同時に取り入れるはできないそうです。

★シンプルになるメリットについて
西田:今の社会制度では自分で申請しないといけないとお金もらえないが、
ベーシックインカムを使うことで、申請をしなくても国が口座にお金を提供してくれます。

★実際に導入している国はあるのか?
西田:今はないですが、韓国、北欧などでは導入をしています。まだ日本では試しはしていない。

ベーシックインカムは、インターネットとの相性がよいそうです。
現状では、オンラインで振込をやってみるのもどうか?なども話がでていて、
電子技術によってコントロールできる部分があり、日本で注目されるようになっているが、日本では今のところ難しいようです。
理由として、今の年金制度とベーシックインカム比較すると
ベーシックインカムのほうが支払う水準が下がってしまう、要は受け取る金額が減ります。
今のお年寄りの人がもらえる金額と比べてみると、ベーシックインカムではもらえる金額が減ってきてしまうところから、少子高齢化がすすんでいるから日本では難しいと考えられるとのことです。

★メリット
ですが、若い世代にはメリットが大きいとのこと。
何歳からでも受け取れるので、一人あたり8万円受け取れるとして、4人家族であれば32万円が保証されます。
非正規といったお金を稼ぐことができない仕事でも、保証があるから生活をしていける。

★晩婚化も解消されていきそう
今だと子どもを生むとお金に負担がかかって生活が厳しくなりそうだから、子どもを産まないという選択肢が生まれますが、子どもでも金額が受け取れるから少子化対策につながる可能性もある。


★保険制度もなくなるのか?
保険制度とベーシックインカム2つを導入することはできない。
国民健康保険はもしかすると無くなる可能性がある。民間保険が発展するかもしれない。


★政府にとっては嬉しい話なの?
制度を大きく変えないといけなくなるため、政府は戸惑い困るでしょう。
社会保障のデータを移すために、新しいものを入れるためのコストが必要になってくる。
コスト製作や仕様などの課題、それに費やす時間や労力など誰が担当するのかなどの問題が出てくるであろう…と。

ベーシックインカム、聴いてみると日本でも取り入れてみてもいいんじゃないのかなと思った。
少子化高齢化、晩婚化と社会問題が多い日本で、高齢化対策につなげる点で、ベーシックインカムを取り入れることで
経済的に厳しくて子どもを育てられないという人にとっては、少し気が楽になるのではないのかなと思った。
導入するにも時間とコストがかかるわけなので、すぐには対応しないだろうけども。
テスト導入している国で良き事例が見れるといいですね。

【映画】万引き家族

是枝監督が表現する家族のかたちを描いた作品。
見終わった後にじんわりとくる余韻に、家族とは何かを改めて考えさせてくれる。

万引きをしながら、5人の家族は小さな一軒家に住んでいる。スーパーで万引きをして商店街のコロッケを買って食べながら家に変える途中で、マンションでポツンと座っている少女(ゆり)を見つける。「コロッケたべる?」と声をかけて、家に連れて行くことに。
この少女の身体には傷があり、親から虐待を受けていた。虐待といえば、タイムリーに先日虐待死の事件の話があっったから、話にリアリティがって、ドキュメンタリー映画を観ているような感覚だった。

同じ屋根の下で同じ釜の飯をたべ、お互いに身を寄り添う時間と思い合う時間が、
家族というものを作っていくんだと思う。
かわいい、愛おしいと思えるかが大事だと、安藤サクラがゆりをギュッと抱きしめるシーンでは、涙が出るくらい血がつながっていなくても、素晴らしいなと思えた。

一緒に行動していう中で、ゆりはしょうたのことを”お兄ちゃん”と呼ぶように。子供は親の背中をみて育つというが、兄弟姉妹もそうで、ゆりもしょうたことをずっとみていて、万引きをするように。
子供が店員や監視カメラを察知しながら、父親とサイン出し合って連携して、万引きするのはすごいよ、プロだよプロ。

そしてストーリーをぐっと魅了しているのが、個性あふれる役者さんたち。
リリー・フランキー安藤サクラ樹木希林松岡茉優
ちょっと頼りない父親役がピタッとハマるリリーさん。だらしなくて悪いことをしているんだけど、憎めない。
今年公開したblank13でも、疾走した父親役を演じていた。
是枝監督でいえば、リアリティを出すために子役には脚本を渡さないのだが、はじめリリーさんに「台本入りますか?」と聞いていたそうだ笑(J-WAVEのラジオにて)。
子役たちには脚本がなく、表情といいセリフといい、子どもだったらこんな反応するよなぁと思えるくらいの演技だ。

この家族にいろいろあって寂しさを感じるところがあるんだけど、離れてしまっても、ボロくて狭い一軒家で過ごした光景や家族のあたたかさは、それぞれ心の中に残っている、成長してもその思い出は残っていくんだろうなと、最後の最後で感じさせてくれる。

2時間の尺の中で、1年の月日のながれ、四季を感じることができる。冬から始まり徐々に夏に向かっていく。
海以外のシーンは、全部冬に撮影したそうだ。
そうめん、花火の音、ラムネのビー玉、波の音、焼きとうもろこし、縁側で飲むビールなど、風情も楽しませてくれる。
本当にいい映画だった。

【映画】恋は雨上がりのように 人生において雨宿りって必要だなと思った。ちはやふるに続く青春映画!

ちはやふるに続く青春映画!
原作は読まずに鑑賞。
意外にも笑い吹き出すシーンが多くて、楽しい!ほぼ、大泉洋さんが出てくるシーンですです。

陸上大好き、最高記録を出したあきら(小松菜奈)がアキレス腱を断絶してしまって、ファミレスでバイトし始めて、店長(大泉洋)に恋をするってお話。

序盤で、疾走感溢れる走りで小松菜奈ちゃん坂道をかけていく、観ていて気持ちがいい。
なんとその時に使われている音楽が、ポルカドットスティングレイのテレキャスタードライブ。
アキラがサァァァっと走っていく映像と曲をうまく演出していてカッコイイ。

今年スクリーンで小松菜奈ちゃんを観るのは2回目。1回目は「坂道のアポロン」こっちは純粋な可愛い女子高生を演じていた。
小松菜奈ちゃんってクールで感情を表に出さないミステリアスっていう印象があるんだけど、今回の役にぴったりはまっていた。ユニフォーム姿の立ち姿と白いだと黒い髪、店長をじっと見つめる黒い目とオーラに惹きつけられる。

大泉洋大泉洋だった。出てくるたびに顔がにやける。映画の予告でも使われてた、
ファミレスのメンバーに店長って臭い!みたいな話を耳にしてしまって、
ファミレスの主婦(濱田マリ)に「僕って臭いかな」と聞いて、が「はい、臭いです」といった反応は、
大泉洋さんのキャラがあって笑えるじゃないかしら。
チームNACKSの戸次重幸さん、店長の大学のときの同級生役として登場。いい味出してましたわ。

あとアキラの親友役が誰だったかなーと思えば、いま朝ドラに出てる清野菜名ちゃん。
ななちゃんコンビ。

雨の後の晴れの日の空って綺麗だなぁ〜と感じた。
雨が降っている日は、アキラの葛藤やモヤモヤとした感情を表現している。
雨が上がると、曇っていた表情が明るくなる。

ケガをして治療に専念するために陸上を少し離れて、たまたま入ったファミレスでコーヒーを出してくれた
店長に出会って、バイトをし始めるんだけど、
行き詰まったら、居場所を変えて息抜きしたり別のことに打ち込んでも良いんじゃないかって思う。
部活から離れてファミレスでバイトをし始めたアキラのように。
ファミレスでバイトして店長に恋をして、でもやっぱり自分は陸上が好きだという思いを取り戻していく。
この時間はアキラにとっての人生の雨宿りなんだと思う。

45歳のファミレス店長もなんか青春してるなって感じた。
人を好きになる純粋な気持ちって理屈じゃないんだよね、歳とか見た目でもなくて、ビビッとくるもんがあるんだなってね。真正面から「好き」って言える勇気もすごい。

横浜がロケ地になっていて知っている場所や通ったことがありそうな歩道橋に、
大学で過ごした時間を思い出す。

音、映像、心情が清々しくて優しい。
アキラが店長に抱く恋心、
親友との絆、
店長と同級生の長年の仲を丁寧に繊細に描いてる。

人生におそすぎることはないなって店長見ていて思った。
まだまだ頑張れるかもしれないって気持ちにさせてくれる。

【映画】孤狼の血 考えるよりも感じろ。渋い、痛い、熱い映画。

東映のオープニングといえば3つの岩に荒波が打ち付け、三角形のロゴマークが飛びだすシーンが有名。

東映のロゴを久々に見た気がする。

昭和終わりの広島刑事とヤクザのお話。いや〜激アツだった。
身体の内側からゾクゾクして、途中気分悪くなって、涙して、最後はスッキリする。
昭和の映画。



実力俳優たちが出演、豪華、役にはまってる。
役所さんと松坂桃李くんの師弟コンビが人間臭くてカッコいい。
役所広司さんをはじめ松坂桃李さん、真木よう子さん、竹野内豊さん、滝藤賢一さんなどなど見もの。

とくに、今朝ドラ「半分、青い」に出演している中村倫也さんが印象的だ。朝ドラではのほほんとした大学生の役を演じているんだけど、
映画ではTHEヤクザの役。目をギラづかせた狂犬ぷりにりは脱帽。これからの活躍が楽しみ。

グロい、アツい、イタイ、そして渋い!!
裏社会のリアルな部分を写している。暴力どころか、刑事がそんなことしていいのかっっ!?と目をそむけてしまうシーンがあって、
忘れられない。
豚小屋のシーンは息ができない。画面越しから匂いが伝わってくる。
”真珠”をくり抜くところはすごい。

松坂桃李くんが演じる若手刑事の心情が徐々に変化していってることがよくわかる。
先輩刑事と一緒に行動していくなかで、正義とは何かを考えて、最後は行動で答えを出しているって感じなのかな。
ヤクザ×刑事の物語に、感情移入して涙してしまった。
途中で「娼年」の松坂桃李が浮かぶシーンもあった。
娼年」「彼女がその名も知らない鳥たち」「不能犯」「ユリゴコロ」と作品ごとに違った顔を見せ、進化しつづける松坂桃李くんには目が離せない。
今年は松坂桃李YEARです。

広島なまりの言葉やヤクザ言葉が飛び交うから、聞き取れないところがあったが、
考えるよりも感じろっ!!という映画。