先日、ふらっと立ち寄ったMOTHERHOUSE本店。お店の奥のスペースが特別企画「はじまりのバック」が開催されていた。
2006年から2008年に作ったレアバッグたちが並べられていたり、当時の写真や記録が展示されていた。
スペースは小さくんだけど、みて、聞いて、考えて、感じることがとても大きなものだった。
2008年の情熱大陸で山口さんのことをしり、(高校生ながら、命懸けなことをされているなぁと思ったことは覚えている)
経営者としてデザイナーとして会社もバッグも進化してきて本当にすごいなぁとしみじみ思った。
今ほとんどのお店に並べてあるバッグは、皮のものだけど、2006年から2008年はバングラディッシュのジュートをメインでデザインされていて、リアルに手に取って見れてとても貴重な時間だった。
大学の頃は高くて買えなかったし、20代前半は買う機会がなく・・・。
使い始めて数年、革製品はすべてMOTHERHOUSEなんだけど、
使っているとでかけるのが楽しくなるし、ふらっと店舗に立ち寄って新作みる時間もすきだし、
いい距離感とあたたかさをもって接してくれるスタッフもすき。
「発展途上国から世界に通用するブランドをつくる」
私は企業の理念がとても好きだ。
MOTHERHOUSEのバッグを持ち歩く中で、
身につけるものが生き方やメッセージ=自己表現の一つなんだなと感じた。
ぶっちゃけ、服とか小物とかファッション全般にこだわりがなく、
ユニクロとかGUとか、無印とかで全然OK!プチプラでこなして着れればOK!くらいだったんだが、バッグだけに関しては、なんでこだわるのかと質問を聞かれたら
即自分の意見を伝えることができる。
「作り手の温もりを感じられるから」
途上国の職人の手仕事から生まれ
「現地の人がつくったの?」というくらいクオリティもデザインも完璧で丁寧に仕上がっている。
作る裏には、
「モノづくり」を通じて「途上国の可能性」を世界に届け、「途上国でも通用するブランドを作る」という目的があるからだろうと。
「かっこいい、かわいい」を作っていくための徹底的なこだわりがあって、
企業として「商品」で勝負しているところに、山口さんはじめ、バングラ現地の作り手のプロフェッショナルを感じるんです。
商品との出会いも一期一会で。
よーくみるとね、商品も 一点一点模様が微妙に違っていてるんですよね。
革だから長年使うことで味がでてくるから、
世界に一つだけのモノになるから、大切に使うし、愛着がわいていく。
モノが溢れすぎている時代からこそ、毎日何を身につけるか、着るかで、価値が現れるものなのかなと思った。自分の生き方に合わせて、「何気なくGUでいいや」じゃなくて、服に対してももう少し、身につける価値を自分なりに問うていきたいな〜と感じたこの頃。
展示会はしばらくやっているぽいので、秋葉原や上野に出向くことあればぜひ。
アンティークリュック使い始めて3ヶ月目。いい味出てきました☆