『パリ、嘘つきな恋』
パリの街並み、エッフェル塔がとってもきれい!
小さなきっかけから始まる恋。環境も境遇も立場も違う男女二人が自然と惹かれ合う。
小さな笑いが散りばめられていて、音楽も楽しい。
最後の最後に泣かされる。「人生何歳になっても思いっきり楽しめ」というメッセージがあのマラソンに込められている気がした。
笑えて泣けるエンターテイメント作品。
気分がすーっと軽くなる、素敵!ビバフランス。
『パピヨン』
1931年のパリ。パピヨンと呼ばれた男が無罪なのに、フランス領の南米ギアナのデルビス島に送られ、脱出をしようとする実話物語。
サバイバルで残酷すぎる。生きて脱出できたとか、この人の生命力に驚く。
パピオンがデルビス島出会うドガを「ボヘミアン・ラプソディ」のフレディ役を演じたラミ・マレックで、フレディの気配がなくてとてもいい演技でした。
投獄中の血生臭さが画面越しで伝わってくる。映画館で観ておいてよかったと思う。テレビでは残酷すぎて観られない。
デビルス島、今は観光で行けるスポットになっているんだとか。
ここで亡くなっていた人たちの跡地が残っているのか。行ってみたい。
『今日も嫌がらせ弁当』
思春期でありがちな反抗的な態度をキャラ弁当を通して、ユーモアに描いた八丁島の実話物語。私が高校の頃、母も家事や仕事が忙しい中ほぼ毎日弁当を作ってくれた。キャラ弁じゃないけど、母なりにきっと気持ちを込めて作ってくれていたんだと思うと、涙が溢れた。上半期で一番泣いた作品。
『新聞記者』
内閣情報調査室の闇を突き止めようとする新聞記者・吉岡と、その調査室のエリート官僚・杉原。日本のメディアと政治の裏側が描かれていて、記者も内閣(上層部)も常に命がけなんだと思った。記者や政治側を描いた話はどうしても、自分がいる世界とかけ離れているから、感想が難しいけど、メディアが全て正しいってわけではないことなので、鵜呑みにしてはいけないし、時には疑わなければならないね。
『泣くな、赤鬼』
教え子だった野球少年ゴルゴとばったり病院でであい、残りわずかの命のゴルゴは、
最後にやりのこした野球をしたいと先生に告げ、練習試合に挑む話。
赤鬼と呼ばれた野球部顧問を演じる堤真一とゴルゴと呼ばれた野球少年を演じた柳楽優弥の演技が秀逸。抜かりないいい表情だった。「努力すれば報われる」という先生とそれを理解できない生徒の行き違う想いや悔しさの感情は高校生らしかった。
部活野球の経験者の方が観たらどんな気持ちになるのだろう、「あるある」それとお「そんなのねーよ」のどっち?
『ゴールデンリバー』
提督子飼いの殺し屋コンビ「シスターズ兄弟」の冒険と挫折を描いた西部劇ロードムービー。
弟思いのイーライと酒乱のチャーリーに、錬金術を生み出した科学者とその科学者を追跡する予定だったら彼に惹かれ共に目的地を目指すジェイク。
追いつ追わえる4人の役者の演技がとてもよい。
結構グロシーンや凶暴なところがあって、気持ち悪いところがあって
自分は一体何を観たんだろう…と思いながら帰宅。
ハッピーエンドでもないしミラクルなことが起きるわけではないんだけど、
兄弟っていいなあ、帰る場所迎えてくれる場所があるってあったかいなぁと思えたよ。
『こはく』
ガラス細工の向上を営む次男・亮太と定職につかずブラブラしている長男・章一。
幼い頃に離婚した父の姿を偶然街で見かけた亮太。兄弟が父親探しに出る。
長男の章一を演じたのが、芸人のアキラ100%。
素晴らしい演技。俳優顔。次男役の井浦新以上の存在感でした。
子供が生まれて「父」になることで、当時父親と過ごした記憶を思い出すんだろうな。
いろんな家族の形があるなと思う。欠けた部分もあっての家族なんだろうな、とクライマックス観て思った。
最後のシーンはワンカットらしいです。
記事読むところによると、最後の涙のシーンはワンカットだったらしい。
『見えない目撃者』
こちらは、9月公開。マスコミ関係披露試写会にて。
失明した元警察官とスケボー高校生が事件を追う物語。
R15もの。なかなか後味の良いサスペンススリラー。
映画初主演の吉岡里帆さんと高校生役を演じた高杉真宙さんのタッグがとても良いですよ。