徒然日記

ふと感じた四季折々のこと、本のこと、街のこと

【ラジオ】自分の人生の主語を「自分」にすること

高橋みなみさんと朝井リョウさんのラジオ番組 ヨブンのこと
www.allnightnippon.com

毎週日曜22時半からニッポン放送で放送されている。

番組の途中から聴き始めて、朝井さんの口から「私の配偶者が・・・」と話していて、
「あれ、朝井さんって結婚していたの!?」と疑問に思いラジオに集中していた。

中盤からの内容、朝井リョウさんが考える「結婚する理由」が素晴らしくて、動いてた手が止まる。
「のに」→「だから」の考え方には、なるほど〜!と思い動いていた手が止まった。
使う言葉次第で、人間関係が健康になり、心が豊かになる

わかりやすい例えを用いて説明してくれていて、
言葉のセンスと説明が、さすが作家だなと。


◼自分の人生の主語を「自分」にすること

好きなアーティストやアイドルの猛烈なファンになったらお金と時間を割いて「◯◯君のために、あなたのために」と人生全てを預けて応援。ただ「◯◯のため」という考え方でいると、
スキャンダルや解散が起きた瞬間に、私はこんだけ◯◯君のために時間とお金を捧げた「のに」という、
逆説の表現が生まれる。
誰かの為に何かやろうとすると、どうしてもその先に見返りを求めてしまって、相手に対して勝手に失望してしまうんだろうな〜。

人に何かをしてあげる時、応援する時などは、自己中にならない程度で、「主語を自分」にして話す。
「私はあなたに色んな世界を知って欲しかった。”だから”あなたに沢山習い事させたの。」
「私は料理でこんな味を表現してみたくて。だからあなたに食べさせたかったの。」
何か文句を言われたり、思ったことが起きたとしても、
自分がしたかった目的や考えがあってこそだから、裏切られた感や喪失感がなくなるんだなって思った。

心を健康に、人生を豊かにするための考えが
2月4日の「ヨブンのこと」に詰まっていた。

朝井さんは去年結婚されたとのこと。おめでとうございます。
朝井さんの考えが素敵で、それ以上に朝井さんのパートナーの方も素敵だ。
「この世界でお互いが健康に生きて行くために手を組んだ」、それが結婚だった、だからお互いに手を取った。
おっしゃっていた言葉がかっこいい。

「ヨブンのこと」高橋みなみちゃんと朝井さんの他愛ない会話からちょっとしたツッコミやボケが面白いんだけど、
それ以上に朝井さんの考え方を学べる気がしている。
朝井さんの思考に触れることができる30分。


これからの朝井さんの作品が楽しみ。