徒然日記

ふと感じた四季折々のこと、本のこと、街のこと

【映画】デイアンドナイト

善と悪はどこからやってくるのだろう。

今自分は、表と裏どっちに立っているのか、とふと考えてしまった。


自殺した父の無念を晴らすために、実家に戻ってきた明石。児童福祉で働く北村に会い、子供達のためなら犯罪も厭わないという考えの北村に、明石も犯罪に染まっていく。いつしか復讐心に駆り立てられ、善と悪の境を見失っていく。

 

はじめ、リコール問題で話は空飛ぶタイヤぽいのかと思いきや、話は泥沼へ。明かされる真実に胸が痛い。日常にありそうな話だから涙してしまった。

大切な人を守るのに、善も悪も関係ない。結局は数の多さで決まると言っていたように、支持する人の数で決まってしまう社会なんだと思う。人の善悪の本質がわかる作品だった。


昼と夜は繰り返されるけど、人は必ずしも同じ顔をしているわけではない。

主題歌を歌っている女性の声が心地よいなーと余韻に浸っていたら、まさかの清原果耶ちゃんでした。演技も上手くて、声も素敵。ニコッとした顔も無表情な顔も好き。