京都の街を走る嵐電をとおして、
10代20代40代それぞれの恋愛模様が交差していく、ファンタジーで不思議な映画。
観終わった後、路面電車に乗って、あー!京都の街を旅したいなぁー!と思わせてくれる余韻。
夕暮れのレトロな路面電車、男子中学生が持つビデオ、カメラのシャッター音、待ち合わせ場所がほんとにノスタルジック。
中学生男女の2人に挟まれて、会話を傍聴する井浦新さんがとても可愛らしかった。
狐と狸がいる深夜列車に乗ると、相思相愛の2人は二度と会えなくなってしまう都市伝説が不思議で切ない。
ストレートに自分の思いを告げたり、言葉にうまく表現できなかったり、初々しい感じが好き。青春だなぁ。
嘉子を演じる大西礼芳さんの眼差しがたまらない。これからどんどん活躍してほしい。
京都の街並み、京言葉、あがた森魚さんの音楽を堪能した2時間、穏やかだったなぁ。