今まで観てきたインド映画の中では、
人の心の温かさに気づける愛と優しさがあるお話だった。
インドに迷い込んだ喋ることができない6歳の少女をパキスタンの両親の元へ送り届ける物語。
ビザもパスポートを発券できず、不法侵入でインドからパキスタンへ向かう勇気と度胸がある反面、ハヌマーン教で嘘をついてはいけないと誠実に、馬鹿正直さには、笑わされた。バジュランギおじさんと少女に一緒についていく記者のセリフ、「みな憎しみ(の話題)には飛びつくけど、愛(の話題)には見向きもしない」みたいなことを言ってて、これは万国共通なんだと思ってしまった。
歴史や宗教という壁を超えて、みなが団結し、国境柵の前で集まって見送りするシーンはほんとうに良かった。
バジュランギおじさんのように、敵対する国の人でも、愛を持って接すれば争いなんて起きないだろうな。