徒然日記

ふと感じた四季折々のこと、本のこと、街のこと

数えきれない奇跡のなかでいきているんですな

ドラマって1回や2回観ただけでは、面白さを見つけ出すことができないもんだなぁと思ったり。
シーズンごとに毎日ドラマが放送されて、面白いドラマだけチェックして録画する。
内容とキャストをみて、ピンとこないのは観ていなかったり。
ここ1年はほぼ番組を録画して、時間を見つけてチェック。
1.2倍速で早口で聴きながら観ていることもしばしば。

火曜21時に放送している「僕らは奇跡でできている」が本当に良いドラマでして。
動物生態学を教えている相河先生が変わり者なんだけど、
この先生の行動や発言が、周囲の人々の常識や価値観を大きく変えているという。

毎週毎週刺さるワードがある。
20日放送の回、相河先生と仲良しの小学生の虹一くんのお話なんだが、
この男の子も少し人と”変わっている”部分があって、
虹一くんのお母さんも行動が変わっていることで手を焼いてきたそう。

相河先生が虹一くんのお母さんに、
「他の子と違うっていう事を異様と思うのか個性と思うのか」を伝えるんだけど、
「誰でもできることは、できてもすごくないんですか?」の先生のセリフには、
はっと気付かされ、そっと背中を押された気分になった。


周囲の目を気にしすぎて、
勉強ができる子、できない子、常識がある、ない
と分類してしまっていたんだろうな。
大人になると自分をよく見せたいから、認めてもらいたいから、とか
大人になるにつれてきっと無意識に心の中で、分類を作ってしまっているんじゃないかなと思ってしまった。

当たり前にできることが、だれかにとっての常識ではないので、
できなくても、人とちがってもそれは個性や性格なんだと思いたい。

ちょっと違っていても普通に認められたら、どれだけ楽に生きられるだろう、と
観終わって思ったわけです。

「僕らは奇跡でできている」
発達しょう害であろうがそうでなかろうが、
数えきれない奇跡の中で私たちはどこかで生きづらさを抱えながら生きているのですなぁ。

続けていると好きになるらしい

とある俳優さんのインタビュー記事で、「なぜ俳優になったんですか?」の質問に対して、

一言目に”人って、続けてれば好きになるのかな”とのこと。

俳優に興味がないまま初めて、続けて、お金を貰って、俳優をやめるには引き返せない年齢になっていた。

 ”好き”だから続けられるのは当たり前だろうと思っていたけど、今の仕事を続けて3年、最近思うことは

好きじゃないことでも夢中になれたら続くものだということです。

仕事内容の話、転職活動の話、今後のキャリアの話、たくさんします。学生の頃からいろんなことに手を出しては辞めて……と短期な私、よく3年も続いたなぁと振り返って思うのです。 

 

 

仕事を続ける上で、芸能人に会えるとか、早く情報を仕入れられる!とかは仕事を続ける上で一つモチベーションにはなりますが、2つあるかなと。あ、二つ目は割愛。


 周囲に恵まれていることだ。これもまた幸いで、”人”に恵まれていると思っています。人間関係で悩んだことがない。会社が小さいこともあるでしょう。”相手のことを考えられる”上司、先輩、後輩が多いと思います。周りにいる人たちが好きです、人として。 
 

役に立つために日々の業務に熱中する、必死になる。嫌いや苦手なことでも夢中になっていて時間が経っている。ここ1年で気づいたことは、夢中になっている自分が好きだから続けられるんじゃないだろうか。
  

”続けていれば好きになる” いい言葉だなあと、その記事3回ほど読んでた。その俳優さんの演技は観ていて惹かれるし、おちゃらけた感じな役はぴったりで役者だなあ感心してました、俳優業も初めはポジティブに考えてはなかったことに驚きでした。

 

何か一つ好きな要素を見つけることで、嫌いなことでも続けられるんじゃなかろうかと思うようになったこの頃。 なんだかんだ今の仕事が好きなんですかね。

 

 

 

いい人の周りにはいい人があつまる

いい人の周りには、いい人が集まる、と最近ふと思うことがあった。
いい人、親切だったり、優しかったり、偏見がなかったり、和気あいあいとしていたり、、、
そんな人は表情から、あ、いい人そうだと感じたりするのだ。

昨日、ウェブニュースで「芸能人のいい人すぎるエピソード」を読んだ。
そこには、多彩な才能をもつ星野源さんの名前があった。ブレイク真っ只中も握手やハグをして感謝の言葉を伝えながらスタッフ全員を「お見送り」していた。
一人ひとりを大切にしていることが伝わってくる。

そういえば、先日2週間ぶりに星野源のANN(ニッポン放送)を聴いた。
この日のオープニングは、構成作家の寺坂さんが一人喋りをしていた。
星野源さんはこの場にいないため、急遽代役をしています」的なことを話したが、
この日は、寺坂さんの誕生日で星野さんはケーキの準備をしていたそうだ。
星野さんの行動をイメージするだけで、愛おしくなる。

彼のラジオは、星野源ファンから一般的なラジオリスナーが聴いている(と思う)。意外とシモネタな内容を平気で話していて、深夜ラジオっぽく、源さんのネタについていこうとするリスナーもエッジがあって面白いのだ。
彼は昔、くも膜下出血で脳の病気を患っていた。精神的にものすごく追いつめられたとも話していた。俳優、ミュージシャン、文筆家と多彩な才能があって、今では時の人である。
去年はとくに忙しすぎて、精神的にも参っていたけど、
決して気取らず、リスナーやファン、スタッフへの感謝と気遣いがあるところは本当に素敵だ。
”いい人”なんだろうなと思ってしまう。

多忙なスケジュールで疲れてラジオに来て、ラジオが終わると元気になるのは、
「リスナーの面白いジングルやメッセージがあるから」と話していた。
ファン一人ひとりに対する感謝の気持ちを忘れないところ、
彼の心の寛大さと感謝を忘れない部分は、周囲を惹きつけているのだろう。

これまた先日、吉岡里帆さんのラジオ(J-WAVE)で、ダチョウ倶楽部上島竜兵さんがゲストに来ていた。吉岡さんが「どうしてそんな周囲から愛されるのですか?なんかコツなんですか」の質問に、
上島さんは「先輩にも後輩にも頭を下げる」と回答。
先輩だからと威張らず、後輩だからといって生意気にならない。
フラットな関係を保てる人って、男女からいろんなシーンで愛されるんじゃなかろうか…と思ってしまった。

”いい人”の定義は人それぞれですが、感謝できる、気遣いができる、どんな人にも隔てなく対応できるって、人間として素敵じゃん。

人生動かしてる、半端ないって

10月からスタートしたラジオ番組『土曜朝6時 木梨の会。』をオンタイムで聴くことが
土曜日の楽しみである。木梨憲武さんの番組で、1週間の振り返り、リスナーメールを読み上げる内容を
アシスタントの古谷有美アナウンサーと一緒に進めていく。
この番組が面白いと思えるところは、リスナー巻き込んだラジオであること。
番組終了間際の交通情報では、ランダムで一般リスナーに電話をかけて
現場の交通情報を聴き出す。リスナーを呼んで演奏してもらう。
番組の構成作家志望の人を10名ほど番組に連れてくる。
いい人がいれば、「木梨の会。」の構成作家・佐藤研さんの弟子採用…!という内容が先週だった。

今日のラジオでは、なんと佐藤さんの下につく弟子さんが一人採用されたのだ。
高校のときにひきこもりになり、あるお笑い番組をみて久しぶりに笑った、
だから自分はテレビやラジオを仕事にしたい、恩返しをしたい、と
その子が話した内容を佐藤さんが語っていた。
すごいなと関心したのは、先週放送のときにネタを100個用意してきていたこと。
佐藤さんもおっしゃっていたが、やる気がある。
そして、純粋、素直であるとも明かしていた。
いろんな軸があって採用にいたったのだろうけど、
この子はひきこもり、私から言うと「挫折」をしているところが大きなポイントだったのだと思っている。
挫折をしていると、精神的に強くなる。
悔しさや辛さを見返す気持ちで挑戦し続ける、と思う。

綺麗なところだけではなく、過去に暗い一面があったというだけで、
「特別感」が払拭されて、共感できたり、応援したくなったり。

今日のオーディション発表、
ラジオで胸の”そわそわ感”を味わったのは初めてだ。
この番組が面白いのは、木梨さんの気さくな人柄あってか朝6時からのわちゃわちゃ感とノリでもあるが、
リスナーと一緒に木梨さんが楽しんでいるから、
毎週が楽しいし、1時間じゃ物足りなく感じる。
自分が発言したことに対して、翌週から実行していく木梨さんはすごい。

リスナーの人生を動かしているところは半端ない、エンターテイナーだ。
木梨さんのラジオによって人生が動き出した人が出てきている。

佐藤研さんの弟子が決まる瞬間に聴き会えたことに感動した。

今日のひとこと 笑い

声に出してお腹を抱えるくらい笑うって素晴らしいと思えた日曜日の午後。映画『ジョニーイングリッシュ』を観てきた。主人公はMr.ビーンのローワンアトキンソン。なんだろうなこの憎めないキャラクター。館内は笑いで溢れていた。何かをしているだけで笑える。笑えるだけで、嫌なことをその瞬間忘れられる。キャラクターの個性、抜け感、テンポ この3つが合わさっていて、笑えるんだろうな。VRを素材に使った笑いのシーンは一番ツボだった。

笑いといえば、今期のドラマ『今日から俺は!』はヤンキーコメディで、これもまた面白くて、週末の楽しみである。福田雄一監督シリーズだから、常連の役者さんの使い方と演出に笑ってしまう。
日曜の夜って明日から新しい週が始まるから、明日から仕事かぁ…と少し重たい気持ちになる人がいるかもしれないが、日曜の夜にこのドラマを見ると、また明日からも頑張ろうと少し背中を押されるような、笑いでアドレナリンが出て気持ちが軽くなる気がする。

笑えるって本当に幸せなことだなぁと思った。人間楽しいこともあれば辛いこと大変なこともあるけど、それが生きているってことなんだろうな

今日のひとこと なんとなく、クリスタル

『なんとなく、クリスタル』を読んだ。
この小説は81年に出版されてベストセラーになった。
英文科の女子大生が、モデルの仕事もしていながら、バンドをやっているボーイフレンドと同棲していて、
ディスコで出会った男の子と遊びに行ったり、ファッションや音楽、お店などに自分のこだわりを持って、当時キラキラしていた大学生の日常を描いている。

この小説には、400個以上の固有名詞が出てくる。左ページ全てに注釈が付いている。80年代のキャンパスライフについてはあまり知らないので、こんな日常があったんだと思いながら、クラブやディスコで暇潰ししたり、女の子と遊んだりするのは今と変わらないんだなぁ。〈私〉視点で物語が淡々と広がっていく。青山、六本木、代官山とオシャレすぎる街が出てきて、私が送った学生生活とかけ離れていて、少し羨ましくなった。

2年前から"エモい"という言葉がじわじわと流行り、今では日常的に使われていると思う。
エモさは、どんな時に感じるんだろうと考えたとき、「日常性と固有名詞」がエモさを醸し出すと記事で読んで、腑に落ちた。
この『なんとなく、クリスタル』には、80年代に使われていた固有名詞がたくさん出てきて、若者たちのリアルな生活のことが描かれているが、感情的なエモさは感じられなかった。固有名詞が非日常すぎるからであろう。おそらく。


夕暮れ時東京タワーを背景にした写真、朝焼けの砂浜、映画館を出た後に浴びる新宿の街の光。幻想的でかつ日常を感じるシーンや写真ってエモさを感じますね。今日も恵比寿のとあるミュージックバーで音楽とお酒に酔いしれていました。恵比寿に向かう途中の道のりは静けさと建物の灯りがうまくシンクロしていて、これもエモいなぁと思いながら、恵比寿の街を後にしました。

今日もお疲れ様でした。

今日のひとこと

生まれて最初に耳にした洋楽はなんだろう…と思い浮かべる。ズンズンチャ、ズンズンチャ、ズンズンチャ、ズンズンチャ…足踏みと手拍子が自然についてくる、Queenwe will rock you じゃないかしら。


ということで、『ボヘミアンラプソディ』伝説のロックバンドQueenのボーカルフレディマーキュリーの生涯を描いたドキュメンタリー映画を観た。このバンドの知識なく、ただとんとんとロックの道で成功して行く王道物かと思いきや、違った。とてもドラマチックなバンドで、名曲が出来るまでにはいろんな背景があったんだと。
人種やセクシュアリティアイデンティティを求めるのが難しかったからこそ、名曲が生まれたんだろう。孤立で孤独のなかで輝き続けたフレディ、本当にカッコよかった。
きっと、あの場所で車が故障して、アルバムの資金は、車を売ってお金にすればいいとあう発想がなければ、この世にQueenは存在しなかったんじゃないかって思う。

耳にした名曲がたくさんあって、あ、この曲もQueenなんだって発見があった。特に思い出があるのが、「 Another One Bites the Dust」だ。17歳の頃、ニュージーランド留学中に校内イベントで歌った記憶が。Queenとしらずに歌っていたなんて。まだ3.4ヶ月目の頃で、このAnother One Bites the Dustの部分しか歌えず。リズムとクラス全体が一体感ある盛り上がりがすごく楽しかった。


まさかエイズで45歳という若さで無くなるとは。私が生まれる一年前ににからは亡くなっていた。知らない私でも鳥肌もので感動したから、世代の人やファンは涙なしでは観られないだろうな。

帰り道はQueenの曲をいくつかダウンロードし余韻に浸りながら帰宅。映画館で見るべき映画に出会えて満足。名曲には物語があるんだなあ。