徒然日記

日常の些細なことのキロク。心に残る映画のことを積極的に紹介。

今日のひとこと なんとなく、クリスタル

『なんとなく、クリスタル』を読んだ。
この小説は81年に出版されてベストセラーになった。
英文科の女子大生が、モデルの仕事もしていながら、バンドをやっているボーイフレンドと同棲していて、
ディスコで出会った男の子と遊びに行ったり、ファッションや音楽、お店などに自分のこだわりを持って、当時キラキラしていた大学生の日常を描いている。

この小説には、400個以上の固有名詞が出てくる。左ページ全てに注釈が付いている。80年代のキャンパスライフについてはあまり知らないので、こんな日常があったんだと思いながら、クラブやディスコで暇潰ししたり、女の子と遊んだりするのは今と変わらないんだなぁ。〈私〉視点で物語が淡々と広がっていく。青山、六本木、代官山とオシャレすぎる街が出てきて、私が送った学生生活とかけ離れていて、少し羨ましくなった。

2年前から"エモい"という言葉がじわじわと流行り、今では日常的に使われていると思う。
エモさは、どんな時に感じるんだろうと考えたとき、「日常性と固有名詞」がエモさを醸し出すと記事で読んで、腑に落ちた。
この『なんとなく、クリスタル』には、80年代に使われていた固有名詞がたくさん出てきて、若者たちのリアルな生活のことが描かれているが、感情的なエモさは感じられなかった。固有名詞が非日常すぎるからであろう。おそらく。


夕暮れ時東京タワーを背景にした写真、朝焼けの砂浜、映画館を出た後に浴びる新宿の街の光。幻想的でかつ日常を感じるシーンや写真ってエモさを感じますね。今日も恵比寿のとあるミュージックバーで音楽とお酒に酔いしれていました。恵比寿に向かう途中の道のりは静けさと建物の灯りがうまくシンクロしていて、これもエモいなぁと思いながら、恵比寿の街を後にしました。

今日もお疲れ様でした。