クリープハイプボーカルの尾崎さんの日記。
1日なにがあったかが書かれている。
嬉しい日、楽しい日、辛い日、イライラした日の感情を
ストレートな言葉で綴られている。
忙しいのにもかかわらず、思ったことを記録する、大変だろうけど続けてらっしゃる。
言葉の置き換え、表現がとても上手い。
アーティストの日記を読んでみて、尾崎さんの生活の一部を垣間見た感じ。
エッセイぽい部分もある。
前作の苦汁100%を先に読んでおくと、より楽しめると思う。
私がこの本でどうしても確認したかったこと。
それは、2017年のロッキンのGLASS STAGEから見た景色はどんなものだったのか、ステージ上で何を考えいたのか、去年と比べて今年はどう思ったのか。
2016年8月13日 ロッキン、2015年に続いてグラスステージ。
情けなくなって堪えられなくなって、途中、足元に落ちた汗が涙に見えた。
〜
売れたい。届かなくて、叫びたくなる程悔しい。
と書かれていた。
自分も同じグラスステージで演奏を見ていた。大ステージに若年層の人たちが集まり、盛り上がりを観ていてすごいなぁと感銘していた。
気持ちよく歌っている心の裏側では、顔には出さない悔しさがあったんだと、日記を読んで分かった。
この年は、ドラマ『そして誰もいなくなった』の『鬼』で主題歌を飾り、テレビ、雑誌、ラジオなどメディアにもたくさん出てた気がしていた。
2017年8月11日 2016年に続いてグラスステージ。
この日も同様にグラスステージから演奏を観ていた、結構前の方で。
今年も、足元に落ちた汗は涙に見えているのだろうかと。
涙のように感じた冷や汗が、今年は暑かった。たしかに汗が流れた。綺麗な風の匂いがした。
2017年の日記には、こう書かれていた。この1日のことを知れて、勝手にロッキン2017年1人打ち上げした気分になった。
また今年もロッキンのグラスステージに立ってくれるかな。どんな景色を見せてくれるのだろうかと思うと、今からわくわくが止まらない、楽しみです。
11日の武道館のライブは行けなくて残念だけども、フェスで観れることを祈る。
まだ当選するかはわからないけど、ラブシャのチケットを申し込んでいるので、その時にぜひ尾崎さんの歌声を…!