徒然日記

ふと感じた四季折々のこと、本のこと、街のこと

【映画】『曇天に笑う』イケメン揃いのアクションムービー

内容はシンプル、ファミリー向けにはいいんじゃないかと思う。

300年に一度、災いをもたらす大蛇を阻止するために、雲家の長男(福士蒼汰)、次男、三男と
大臣の部隊たちが封印するために別々の方向で立ち向かっていくお話。

対象年齢は低めに設定されているかな。
本広克行監督の作品、アクションシーンは迫力がある。
自分が闘っているように思わせる目線を同じ視点にもってくるカメラワークは、
映像にひきこまれた。
イケメンを観に行く、目の保養にするのにはすごくいい映画。
福士蒼汰は何してもかっこいい、
古川雄輝くんも負けずによかった。
古川雄輝くんの曇天ダンス、何回リピートしてみただろうか。
ブレイクダンス、また別の機会でしてほしい。


映画「曇天に笑う」曇天ダンス~D.D~ サカナクション/陽炎


あと、エンドロールでモモクロのメンバー入っててびっくり、気づかなかった。

【映画】『ちはやふる』は青春映画の金字塔になると思った。

上の句・下の句・結びの3部作。
青春をかるたにかけた高校生の物語。
本作はじめてスクリーンでみました。
弾かれる札が、スクリーンを超えて飛んでくるんじゃないかと思わせる迫力と音に
心臓やられました。おそるべしかるた競技。

高校生にしか味わえない時間を、タイムスリップして味わった気分になる。
高校の時に、仲間と汗をかいて涙して何かに熱中して取り組んだ時間って、
大人になっても心の中に残り続けるんだろうな…人生の糧になるというのか。
とある高校が負けて引退、先生がアドバイスしているシーン見て思った。

30巻以上続く原作を3部作にしてた内容、見事なキャスティング、景色、場所、映像の彩り、
エンディングとすべてが綺麗にまとまっていた。
きっと世代の人がみても、何かに熱中したことを思い出す瞬間があると思う。
上の句下の句は金曜ロードショーで放送して観た。
はっきり言うと、結びもテレビ上映されたら観ようかと思っていたくらいだったが、
上の句で観入ってしまい、部活にかける熱さと青春に心が浄化され、
下の句では、主人公、千早(広瀬すず)と太一(野村周平)、綿谷新(新田真剣佑)はどのようにして再会し戦うのかが気になって観た。
高校3年間をかるたにかけた青春物語、目頭あつくなるよ。
Filmarks の映画レビューが好評で、自分が観てきた実写少女コミック作品と比べても、かなり完成度が高いんじゃないかしら。原作は10巻くらいまで読んでいる。



結び=卒業
2016年に上の句と下の句が上映され、その2年後、結びで完結。
主人公たちがかるたに3年をつぎ込み、それぞれの未来に向っていく。
ときの流れを描いて卒業までもっていくところが良かった。
上の句下の句を高校1年生の子たちは、千早たちと同じタイミングで卒業を迎える。
一緒に”卒業”するタイミングを狙っていたかのよう。

ちはやふると一緒に高校3年間を送れてよかった」というツイートを見かけた。

千早と同い年の高校生たちも、この映画と一緒に成長して、結びで卒業を迎える。卒業する感じの寂しさを感じるんじゃないのかな。
何かに打ち込んでいる、壁にぶつかっている、進路で迷っている中高生、
ただのキラキラ青春物語と思っているかもしれないが、
賞賛している部分があるからこそ観て欲しい。
自分が中高生でみたら、こんな高校生活送りたいとか、
こういう風にすごしたいと妄想してそう。


見事なキャスティング

結び からは、以下のキャストが登場。

さらに続編より登場する新キャスト4名が明らかに。太一に一目惚れをして競技かるた部に入部する新入生・花野菫役を「暗殺教室」シリーズの優希美青、同じく競技かるた部に入部する新入生・筑波秋博役を5人組ダンスボーカルユニット・M!LKの佐野勇斗が務める。映画オリジナルキャラクターであり、千早のライバルとなる現役準クイーン・我妻伊織役には「3月のライオン」の清原果耶、史上最強の名人・周防久志役には「森山中教習所」の賀来賢人が起用された。
清原果耶ちゃんと賀来賢人

改めてともうのが脇役の存在感が作品をより面白くしている。
西田(あだ名;肉まんくん)を矢本悠馬くん
駒の(あだ名;机くん)を森永悠希くん
大江奏を紙白石萌音ちゃんは、
前作から参加。

木梨浩を演じる坂口涼太郎くん、原作とそのままだった。

準クイーンを演じた清原果耶ちゃんと真剣佑のやりとりには、劇場では笑いが起きる。
清原果耶ちゃんは去年上映された3月のライオンでも演じていて、真逆のキャラを演じていて、ちょっとキリっとしたキャラもいいと思った。
そして周防久志を演じた賀来賢人くん。
東京大学4年連続で留年して、寡黙なキャラでありながらも、
大好きな和菓子を配ったりするところは福田雄一監督の作品「スーパーサラリーマン」「斉木楠雄の災難」でおもしろ&抜けキャラのユニークさを思い出す。。マイクを通しても声が小さいところ笑いました。袴姿が1番似合ってる。


1000年先へと語り継がれるかるたと一瞬の光

かるたのすごいところ、
季節、自然、人の恋心など昔の人が詠った31文字が、
1000年という時を超えて現代に語り継がれる。
逢いたくて逢いたくて震えてしまう、
歌で表現された恋の気持ち、好きな人に会いたいという想いは、
今も昔も変わらないんだろうな。

映画の中で描かれる
”一瞬を永遠にする”

私達たちは一瞬を永遠にとどめる力をもっている

周防久志(賀来賢人)が言った言葉。
時の流れは逆らえないけれど、
友人と過ごした時間、全力を尽くした3年間というかけがえのない時間。

一瞬の光は、結果がどうであれ、
1年後、10年後、100年後と心のなかで輝き続け永遠の財産になる。そして1000年先、無限に...語り継がれるのかもしれない。

過ぎ去ったあの輝かしい青春は二度と経験することはないなぁと寂しさを感じながら観ていた。
学生のころに抱いていた無限の可能性は、歳をとり人生の階段を登っていくことで有限になってしまったなと。大人世代には、過去を振り返り青春を思い出したり、青春の刹那さ、終わりがある儚さなど何かが響くと思う。




さて、3年かけて完結したちはやふる
個人的には、”繋がり”というのが1つのテーマになっているのではないかなと。
千早(広瀬すず)と太一(野村周平)、綿谷新(新田真剣佑)の幼馴染でばらばらになってしまったけど、千早の一声で太一とかるた部を作り、仲間が集まり、太一と全国大会で出会い、念願の勝負へ。

後輩ができ、千早たちが与えられる側から与える側になり、かるた部を残していく。
高校最後の夏、汗と涙を共にした仲間たちと強い絆で結ばれた千早たちは、それぞれの道へ向っていく。

またキャスト陣の繋がり。

この役を演じることで、みんなと本当の仲間になれたことが何よりも嬉しい。この仲間は家族のよう。

広瀬すずちゃんが言う。
3年間一緒に成長してきた仲間との縁は、役を演じた役者たちにも繋がりを感じられるものがあったと思う。

最後はPerfumeが主題歌を飾った「Flash」と「無限未来」

まるで実写化が決まったときから、主題歌の意味も用意されていたようで、ちゃんと作品に光をあてている。

高校1年生の千早たちが全国大会へ向けて必死になる輝かしい一瞬は、無限に輝き続ける。

青春映画の金字塔として、1000年先に語り継がれますように。

【映画】坂道のアポロン ピアノとドラムのセッションに涙。

友情、恋、ジャズ、青春映画。
高校生の男子2人と女子高生1人の
スイングする心情に、うるっと涙。

主人公の西見薫(知念勇気)と川渕千太郎(中川大志)のピアノとドラムの熱いセッションがすごい。実際、西見を演じた知念くんはピアノを弾いたことがないそうで、約10ヶ月間猛特訓して、マスターしていったそうだ。王様のブランチでは、楽譜が読めないから先生の指を焼き付けて覚えたとも言っていた。「モーニング」と「マイ・フェイバリット・シングス」を弾いているのを見ると、目を疑うほどの演奏力。

舞台は1966年長崎の佐世保
転校先の高校で西見薫は、ちょっとヤンキーな川渕千太郎と出会う。
ジャズで友情を深め、薫は千太郎の幼馴染の律子に恋心を抱いていく。

ジャズで繋がっていく友情と恋がテーマかな。

何気ない教室、学校の帰り道、制服、3角関係から青春を感じる。
ホットロードアオハライド青空エールなど漫画原作の映画を手がけているのが三木孝浩監督。アオハライドを観た感覚。
原作未読のため、ストーリー的には、次こうなる?多分こう来るのだろうなと、ハラハラ、ワクワク。観ていて心が若返る。爽やか。

時代が60年代だからセットがレトロ!街並み、ファッション、風景がすばらしい。

役者陣もよかった。小松菜奈ちゃん、スクリーンで観るのは「バクマン。」以来。
言葉のなまりがかわいいね。
ディーンフジオカさんは元々トランペット吹けたのでしょうか・・?!
トランペット姿かっこよかった。

エンドロールの小田和正の歌!!「坂道を上って」
内容にピッタリ。聴いてて、私は坂道を下りたくなったなー!

【映画】シェイプオブウォーター

人間と不思議な生物が恋におちるってどういうことだ??と思いながら観た。
美女と野獣みたいな感じなのかな。
自分的には「?」って思うところがあったけど、恋に落ちる展開が早すぎて、感情移入できなかった。でも、脚本、映像、音楽、カメラワークは良かった!青!水!雨!が綺麗。エメラルドグリーンが綺麗。

グロさ、エロさがあってフランス映画ぽいなぁという印象。
人を愛するのに見た目や形はないんでしょうな。
言葉を話せないサリーホーキンスの手話で会話する演技が素晴らしい、ちょっと泣いた。
最近だとパディントンのお母さん役で出てたね。全くの別人。『幸せの絵の具』も主演だから気になる。

あと、『ドリーム』に出てた、黒人管理職を目指すドロシー役のオクタヴィア・スペンサーも際立ってた。

 

 

水に形はない。それは愛も同じ。

目には見えないものが美しいと思える心を持ちたいと思った。

 

【映画】『去年の冬、きみと別れ』 愛と狂気と復習に満ち溢れたお話。ネタバレなし。

中村文則さんのサスペンス小説の実写化、
映画館の予告を観て面白そうと思い、先に原作を読んでしまった。
ただ、原作は自分の理解力が乏しいからか、
流れや映像はつかめるけど、シーンが繋がらないというか、原作の中では"僕"を指しているのが主人公の耶雲なのか、重要人物の木原坂なのか、編集者の小林なのか、が分からなくもやっとしているところがあった。
このストーリーをどうやって2時間の映像に収めるのかが気になって観てしまった。

内容がよく練られていて、ストーリー展開がうまい。
原作未読で観たら、騙されると思う。
このオチには気づけない。
2時間があっという間。そして見事なキャスティング。
内容などをいうとネタバレになってしまうので、
ここで終わり。役者の演技がよかったです。

岩田くんの役者姿を観るのは初めて。
斎藤工さんのラジオtakumizmで岩田さんがゲストで来ていて、
3ヶ月間の撮影では、オフでも役柄が抜けないよう、エグザイルのメンバーとは仕事意外の連絡は一切とらないようにしていたとか。あと現場でも飲み会に参加せずに役に集中していたとか。
本作に出ている北村一輝さんの飲み会の誘いは、さすがに参加したのだとか。
岩田くんの演技ほんとうに良かったなー、前半と後半で雰囲気が変わる。

木原か演じる斎藤工さん。炎の中シャッター切るところとか狂気に満ち溢れているところがミステリアス。
黒のジャケット姿めちゃくちゃかっこいい。

盲目の女性を演じた土村芳さんが点字を打ち込むシーンは印象に残る。

なんといっても主題歌m-floの「never」。
LISAが15年ぶりに復帰、おかえりなさい!

この映画のために書き下ろししたんじゃないかと思うくらい、内容と曲がマッチしていた。
岩田くんが演じた、フリー記者の耶雲の”恋人”を思う気持ちが書かれていたり?

愛と狂気と復讐に満ち溢れたお話だけど、どこか純愛なところもあって、
邦画としてはすごく良かった。

【映画】15時17分、パリ行き

”人生は大きな目的に向かって導かれている”
人を救うがテーマであり、日々の積み重ねがいつしか役に立つ時が来る。


2015年8月21日アムステルダム初のパリ行きの列車で起きたテロ事件。
軍平、州兵、学生である中学から幼馴染である25歳の3人はヨーロッパ旅を楽しんでいた。
イスラム過激派名乗る男が現れ、躊躇なく犯人に立ち向かった実話。

あつ一点に向かって3人の生活が描かれている。
ある一点というのが、パリ行き列車のテロ事件だ。
主人公3人がみな同い年であることを観終えた後に検索して知る。本人たちが実際に演じているから映像に
リアルさがあり、臨場感がある。
列車の中で事件が始まろうとするシーンから、スクリーンに釘付けになる。
上半身裸で銃を持った人が歩いてきたら、その場で固まってしまう。彼らのようには動けない。
人を助けたい使命感が強くあったからそこ、 とっさに対応できたのだろう。
目の前で銃を発射しようとする犯人に立ち向かう勇気に涙。
テロ事件で死者を出さずに乗客を救った彼らは、本物のヒーロー。
この事件は彼らの中の通過点であり、彼らの人生はまた走り出す。


重なり合う偶然
物語の主人公スペンサー、アレク、アンソニーキリスト教の中学校に通っていた。
黒人のアンソニーはよく校長に呼び出されていた。
スペンサーとアンソニーは先生に口答えしてしまい、校長室へいくことに。
校長室から出てきたアンソニーと言葉を交わしたことがきっかけで仲を深めていく。
途中でアンソニーは転校をしてしまうが、3人の仲は大人になっても
中学の頃から変わらず強い友情で結ばれていた。
列車のテロ事件が起きたあの日、あの時間に3人が運良く乗り合わせていた。
この3人がいなければ、乗客に死者がでていてもおかしくない状況だった。
3人がヨーロッパ旅行していたのも運であるし、固い絆で結ばれていたのも奇跡である。
校長室前での出会いがなければ、3人は話すことも仲良くなることもなかったんだろうな。

必然的な出会いと友情
運命の日、もしかするとその日は同時に死んでいたのかもしれない。
この日の列車テロのために、彼らは必然的に出会ったのかもしれない。

友情の仲というのは共通点があって深まっていくものだ。
辛い過去の経験や痛みや傷や欠点が分かっていると
互いの繋がりが強いものになると思った。
シングルマザーの過程で育つ、スペンサーとアレクは注意散漫で先生からよく注意され、
少し病気なの?と言われてたそうだ。
アンソニーは黒人だからかもしれないが、少し小馬鹿にされていじめの対象にされているなど、
3人はどこか疎外されているところがあるのは共通点なのかもしれない。



予定されていた目標
列車の中で銃を向ける犯人に躊躇せず立ち向かったのが、州兵であるスペンサー。
彼は子供のころから「困っている人を助けたい」という夢を抱き続け、空軍を目指す。
空軍で活躍するために減量し体力をつけ努力をしたのに、
視力検査でひっかかっってしまい州兵を諦めることに。
空軍として活躍する夢は叶わず挫折。

それでも「助けたい」想いをずっと持ちつづけ、
その想いが実現する運命の日がやってくる。
事件の前日、アムステルダムにいた3人は、フランスに行こうかを迷っていた。
周囲からもフランスは行かないほうがいいと言われていたが
戸惑いながらも、”何か”に導かれるようにしてフランスに行くことに。
「人は何かに動かされている」
神が彼らを導かせたのかもしれない。
平凡な人間が勇気を奮い、何百人の命を助けた。

ドキュメンタリーだけあり、本人たちが役者として出演している。
まったく違和感や不自然さがない。
初めはイーストウッドのオファーに断ったらしい。

最後の映像では、フランスとアメリカで表彰されている実際の動画が使われていて、自然と涙がでた。
傑作だった。

【映画】『あなたの旅立ち、綴ります』はハートフルコメディ。

【全力で生きた人の人生は、一緒に生きてきた人の記憶に残り続ける】

人生で遅すぎることはない、いつだって挑戦できると勇気を貰える。可能性がある限り、なんでも挑戦してみるものだと思う。

 

行動することで、周囲の目が変わり、自分が見ている景色が変わり、周りの人の人生をも変えている…のかもしれない。自己中だったハリエットが変わり、訃報ライターのアンの人生を変えたように。

死がテーマにもなっていると思うんだけど、こんなにも明るくて楽しくてユーモアがある。生きることを前向きに考えさせてくれる映画だった。

 

あらすじでいうと、妥協をしない81歳のハリエットは新聞の訃報記事を読んで、自分の記事を用意しておこうと思い、訃報ライターに取材を依頼する。強引に任された訃報ライターのアンは、ハリエットの家族や友人、周囲の人を取材するが、いい記事が書けないと頭を悩ます。その理由は、いい評判が一つもないハリエットがクソババァであったから。自分を変えることを決意したハリエットは、愛され、尊敬される人物になるようアンと共に行動に移していく。

 

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キャリアも性格も年齢も違う2人の人間性が魅力的

 妥協せず、自分の思い通りに事を進めてしまうからハリエットが嫌われる理由がよくわかる。周囲の人にどう見られたいのかを意識するだけで、人間って変わっていけるものだと思った。

気付かされたのではないか。自己中ながらも長所を伝える上手さと周囲を巻き込むパワフルさが兼ね備えているハリエットは、81歳でラジオDJに。彼女の姿を目にしたアンは、自分も変わっていかなきゃいけないと心の中で感じていたのではないだろうか。

ハリエットと共に行動し、失礼な言葉に苛立ちを感じながらも、アン自身も気付かずに、新しい人生のページを”綴り”始めていたんじゃないかと思った。

 

多彩な音楽

一人暮らしをしているアンの生活の一部にはラジオがある。帰宅するとラジオを付ける。ポップな音楽が流れる。映画の中でラジオが出てくるのがすごく新鮮。

ラジオDJになったハリエットは、意外にも音楽に詳しくロックからヒップホップ、そしてR&Bなどのあらゆるジャンルの音楽を気分やシーンに合わせて曲が流れるから観ていて楽しくなる。

 

自分の可能性に気づかせてくれる

まわりに流されずに”自分”を貫いてきたハリエットがアンに伝えたメッセージが忘れられない。

いい一日を送らずに、本物の一日を送ること

自分に正直に生きるのよ 

 

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”いい”一日とはなんだろうかと観終わって少し考えてみた。

この物語からだと、なりたい自分になるために今日一日悔いなく生きたか...をハリエットはアンに伝えたかったことではないかのか。

周囲からいい人に思われたいハリエットと自分の殻を破りたいアン。目指す像は違うけれども、一度きりしかない人生だから、やりたいこと、理想の自分を目指していくために一日一日を大事にしていくこと。

完璧にこなしてきたハリエットは、失敗を恐れるアンに、たくさん失敗すればいいじゃないと伝える。初めはハリエットの言葉なんを受け入れてなかったアンはいつしか素直になっていて、2人で楽しそうに笑っている様子はまるで親子のようだった。人生経験を積み重ねた年配の言葉は重みがあるものだ。

 

 *

 

人生の終盤を迎える自己中ババアと、これから人生を謳歌していく若き訃報ライターの時間が重なって、”今”を生きる表情が輝いていた。人生はいつだって”綴り”直すことができる。未来への希望、自分への勇気を与えてくれる映画。f:id:chihalun_lun:20180303081031j:image

泉ピン子さんは自分史作りを始めたそうだ。

自分を知るためにも生きた証を残すためにも、これからも日々の記録をノートに綴り続けていこう📖