4月映画まとめ
★記者たち~衝撃と畏怖の真実~
9.11のテロ後、ブッシュ大統領はサダム・フセイン政権と倒壊させようと「大量破壊兵器の保持」を理由に、イラク侵攻に踏み切ろうと宣言し、イラク戦争を始めようとしていた。
大統領の発言を記者たちが信じる中、新聞社ナットリーダーの男性記者二人は、ブッシュの発言の疑いを持ち、真実を報道するべく情報源を掘り下げていく。新聞記者の奮闘する姿を描いたお話。
記者も常に危険と隣り合わせである。孤立されながらも勇気をもって真実を暴いてくれた二人はとてもかっこいい。
テレビやメディアが報道する情報すべてを鵜呑みにしてはいけないと分かっていても、テレビを通して報道されたものは信じてしまう。なんだか何を信じて疑ったらいいのかと考えてしまう。情報って恐ろしいものだ。
『バイス』を先に観るべきだったのかもしれない。
★バイス
チェイニー副大統領の姿の裏側を絵買いた社会派映画い。上の『記者たち』と合わせて見ると時代の流れがわかる。
副大統領になる前は、ろくでなしの電気工だった。
支配欲が強くて計算高い。家族思い。意外と心臓が弱かった…など
偉大な副大統領だけど、弱さがあって人間らしかった。
一部の人達が権力を握って支配していく怖さと恐ろしさは、日本の政府にも言えることだったり。大統領も議員もしっかり選ばないと、国がその人の思惑通りになってしまので、世の中をちゃんとしろうと思った。
★ねじれた家
アガサクリスティーの古典ミステリー!
レオニデスが暗殺され、探偵のチャールズが元恋人のソフィアから犯人探しの依頼を受ける。意外すぎる犯人でした。小説よりは映画の方がわかりやすいとは思うんだけど、劇中大きな変化なく淡々と物語が進むので時間が長く感じるかも。でも後半からは一気に物語に吸い込まれる感じ。
★スローキンの見た桜
日本の美しさの象徴であるサクラを題材にして展開していて、
ロシア兵と看護師の日本人ユイの結ばれることは許されない純愛劇に切なさがありながら、日本人女性の強さや美しさを感じられる。
日露戦争時代、松山のロシア兵捕虜収容所を舞台に、現在と過去を行き来しつつ日本人看護師とロシア兵の許されざる恋を描く。
日本の美しさの象徴である桜を題材にして展開。ソローキンとゆいが過ごした短い日々が日記に綴られていて、現在でも生き続いている。
ロシア兵と看護師のゆいが決して結ばれてはいけない切なさともどかしさがあって、
惹かれ合う偶然とお互いを思う気持ちがロマンチックだった。
歴史的背景、国境、文化を超えて、女性は結婚したい相手は選べず、親が選んだ相手と結婚しなければならない時代。ロシア兵に弟を殺された悔しさと怒りを感じながらも、会話を重ねていくことで惹かれていくところはロマンチック。
主演の阿部純子ちゃん、英語がとても流暢です。
★アリースター誕生
今更ながら鑑賞。レディガガのアーティストとしての圧倒的な美声と迫力にパワーを感じた2時間。素晴らしかった。
★半世界
海沿いの田舎町を舞台にした、39歳幼馴染み3人の物語。
炭火が焼かれる音、見下ろした海の景色、山の自然、家族の何気ない日常…が懐かしく、3人の無邪気な馴れ合いを観ると、よくふざけあってた中学時代を思い出す。
炭火の煙の香りが漂ってくるようで、不思議な余韻が残る映画。
★マイブックショップ
1950年代イギリスの田舎町で小さな本屋さんを開店した夢を叶えながらも、裕福な有力者に圧力に屈しながらもどうにか経営を続けようとする女性のお話。何かを始めたい、続けたい意思って大事。
イギリスの片田舎がとてもよいです。海、風、空気、美しくてとても静か。
本を誰かにプレゼントしたくなる。
★荒野にて
アンドリューヘイ監督作品。
父がなくなり、競走馬のピートに出会い、叔母に会うために荒野をめぐる15歳の少年チャーリーのロードムービー。
果てしなく広がる荒野、夜の冷たさ、夜空の美しさ、馬も少年も美しく素晴らしかった。この少年と同じ立場だったら、一人荒野を歩けるだろうか…。
少年の運命が過酷で危険すぎて、両親がいること、働き口があって毎日ごはんが食べられることに感謝をしないといけないと思った。
★美人が婚活してみたら
中村倫也目当てでみた。美人も大変だなーという感想。
★KINGDOM
漫画の再現度が高い!!大沢たかおが演じる王騎、めちゃくちゃかっこいい!
ワンオクの『Wasted Night』のエンディングあって、完成。
漫画実写化は賛否両論あるけど、役者の豪華といいCGといい、これは「るろうに剣心」以上の迫力があったと思う。