Netflixでも配信されている映画『ROMA』。
デモや暴動があった波乱の1970年代初頭のメキシコを舞台に、家政婦クレオの視点で淡々と日常生活が進む。
外廊下を掃除しているだけのオープニングシーン、床タイルに清掃の水を流しているんだけど、そこに映る空と飛行機、モノクロなのに綺麗。
アカデミー賞に入った理由も納得できる。トランプの国境の壁問題で、おそらくメキシコ人は何か感じているのかなと思ったり。
クレオと雇い主である家族の愛や絆が、至難を乗り越えて強くなる。いつの時代も女性は凛々しく強い。メキシコの歴史なんて全く知らないから、歴史の一部を知れた感覚で面白い。