徒然日記

映画や小説の感想を紹介しながら、旅先や街歩きの情報も掲載。

【映画】天才作家の妻

2時間があっという間に感じるくらいの緊張感ある映画。

夫婦の絆と愛の深さ、真実を胸にしまっておくことの歯がゆさと苦しみ、自分自身や夫への恨み、妬みと、人間が持つべき感情を静かに時に激しく、追いついていくのに必死になる。


長年気づき上げてきた絆があるからこそ、"2人"にとってのノーベル賞が生まれたんだろう。

細かい表情と感情の移り変わり、シーンごとに共感する。私の祖母が祖父に対して不満を打ち明けられた内容が、この映画にもあって、不満のタネって世界共通なんだろうなと感じた。


グレングロースの小さい眼だけど綺麗で青緑の眼。 夫の行動と言動、感情の展開すべてを見透かしていたような気がした。


書いてこその作家。読まれてこその小説。

作家の世界も複雑で難しい。