徒然日記

映画や小説の感想を紹介しながら、旅先や街歩きの情報も掲載。

注意力を操る外国人

一年ぶりに近所の美容室さんにいき、店長とヨーロッパ旅行のときの話をした。その店長も若かりし頃、ヨーロッパやアジアと旅行したことがあり、旅行あるある話に共感し盛り上がっていた。

今年のゴールデンウィークは10連休なので、海外へ行きたいと話した。ゴールデンウィークだから、値段も高いし旅行代理店のプランをみても私が行きたい国は予約が埋まってきている。大学を卒業してから、海外には行っていないので、無難にシンガポールに行きたいなぁ…と。行けるなら、ロサンゼルスや南の方へってみたい。

「ヨーロッパは興味ないの?」と聞かれた。テロが起きそうな感じで、今は行きたくないと。ドイツとかは行ってみたいんだけど。ヨーロッパで爆発テロが起きたりして怖いから行きたくないのと、大学の春休みに友達とフランスへ行って、地下鉄で友人がスリにあった経験から、少し怖いイメージがあるのだ。卒業旅行でイギリスに遊びに行ったけど特に問題はなかったから、フランスが悪かったのだろう、その時の運もいれて。

 


地下鉄に乗って美術館に向かおうとしていたときであろうか。ちょうど夕方くらい。電車がやってきて乗ろうとすると変なおっさんに絡まれそうになり、背後から4.五人の女の子たちに話しかけられた。その時、私たちは「この女の子たちがあのおっさんから助けてくれた!」と思い安心した。電車が走り出し、ドア付近の椅子に腰掛けた。しかしその後も女の子たちはフレンドリーに接してきてくれるので、若干怪しいなと思いながらも話していた。3分後電車が駅に着き、その女の子たちは降りる瞬間に、私の足元にパスポートが落ちた。「カバンから落ちたのかな?」と思ってカバンを見ると、チャックが開いていた。友達を見ると「あれ……お金すられてる」、顔は真っ青になっていて、お互いパニック、動機が止まらず。あぁ、やられた、と。カード類は残っていて、お札とコインだけが見事に盗まれていた。ちなみに私はスられていないが、運が悪かった、パスポートを持っていかれるところだった。

 


この話をしたら、

"注意力を操られた"ね。と美容師の店長が、TEDトークのスーパープレゼンテーションのことを教えてくれた。「世界最高のスリ師」と呼ばれ、現在はセキュリティコンサルタントを務めるアポロ・ロビンス氏が、その凄技テクニックを披露している。

 

www.ted.com

 

どれだけ自分が敏感でいて気をつけていても、注意力というのは、行動や言葉で操られてしまうものだと思った。


見知らぬ人から、道や街のことについて尋ねられて会話していて、去って行ったら、あ、札が盗まれるとかね。話している時点で、スられる注意力は鈍くなってるんだろう。

巻き込まれないようにするには、話しかけられても、「  i don’t know 」ていうことにしよう。