徒然日記

映画や小説の感想を紹介しながら、旅先や街歩きの情報も掲載。

年末深夜ドラマ『平成ばしる』が平成版の『ラヂオの時間』ぽく最高の年の瀬ドラマであった

松居大悟さんが脚本と監督を務めた年末深夜ドラマ『平成ばしる』。

ちょうど数時間前のご飯会で、「松居大悟さんのラジオ『JUMPOVER』が面白くて、映画監督もしていて、すごいんですよね〜!」という話題になっていて、タイムリーに『平成ばしる』放送30分前に松居さんのツイートを見かけて…

f:id:chihalun_lun:20181229022522p:plain



観入ってしまった、これがもうめちゃくちゃ面白かった!
実在するラジオ局、テレビ局とリアルな現場で起こりうるハプニングと、現実ではあり得ないハプニングが上手くストーリーに交差していいて、登場するラジオ・テレビ局にいるディレクターやスタッフさん裏方さんたちのドタバタ感が年の瀬を感じさせてくれる。
本人役で登場する芸能人を使っているところもまた良い。
現場は六本木周辺に集まっているJ-WAVEテレビ朝日、abemaTVスタジオ。
ラジオドラマを聴いている感覚にもなったり、
舞台を観ているような気分にもなる。

ポスターが飾られている玄関口やスタジオ風景、Jmeちゃんを見ると、すんごくテンションがあがるというか。
J-WAVEのオフィスは何度か訪れているから、懐かしさも感じつつ…。

このドラマでは「平成最後」というワードが出てきて、どこか寂しさがありつつも、一つの節目が終わる特別感もあって、
平成最後にぴったりだった。
メディチックで現実味あふれていて、
仕事納めをした日に観れたことがとても良い。
いやー、このドタバタして、散らかっていた点と点が一つに結ばれるようなドラマ、心がほっこりする。
なんだろうか、宮藤官九郎さんや三谷幸喜さんっぽい演出っぽくて
ほんとに大好き。そうそう、三谷幸喜さんの映画『ラジオの時間』を思い出した。
蕎麦を食べていないのに、音で蕎麦を食べている感を演出していたり。
松居さんは、今年の夏に公開していた映画『君が君で君だ』も監督を務めていて、松居大悟さんって多才だなぁと改めて思う。

平成最後の年の瀬に、1年の疲れを癒やしてくれるような、多忙だった日々から開放してくれるような、心がほっとなって笑顔になれる1時間。
終わった後に「よいお年を~」って言葉にしたくなる年の瀬ドラマでした。

にしても、松重さんのあったかい言葉にはうるっと来てしまった。
松重豊さんは優しい…!

タイトルにも入れたけど、三谷幸喜監督の映画『ラヂオの時間』を思い出させてくれる最高の年の瀬ドラマです。
平成ばしるが好きであれば、『ラヂオの時間』も楽しく観れるかなと。
めちゃくちゃいい時間だった!
2018年12月28日仕事納めできました!