徒然日記

ふと感じた四季折々のこと、本のこと、街のこと

『まんぷく』は信頼と愛情を感じさせてくれる、良きドラマ

ドラマでいうと、NHKで放送している朝ドラ「まんぷく」がこれまた面白い。
遠足の朝を迎えるようなわくわくさが、毎朝ある。出勤前の楽しみになっている。
朝から笑顔にさせられるというのでしょうか。
主人公の立花萬平さんと福ちゃんのご夫婦の仲の深さとお互いを支え合っている部分に、
ほっこりとしてしまう。
毎回15分を観終えるたびに、心があたたかくなる。

もちろん話によっては、歯がゆいシーンや展開にムッとしてしまう内容もあったけど。
でも、立花塩業の従業員たちの信頼が強く萬平さんが描く夢にみんなが一緒になって

歩んでいる姿に応援したくなる。


萬平さんや周囲の人々を見ていると、信頼と愛情が描かれているから
萬平さんや福ちゃんの関係に愛おしくなるんだと思う。
従業員たちのことは家族のように慕い、信頼をしている。

萬平さんの親友?である世良さんは、従業員は切り捨ててもいいなんてこともあったが、萬平さんは彼らを切り捨てず、家族のように一緒に仕事を続けている。
東京支社を立ち上げたときは、学校を卒業していない若い従業員は
夜間学校に通わすなど、とても思いやりがあり、
人間味を感じさせてくれる。


仕事に夢中になると周りが見えなくなる萬平さんを支えているのは福ちゃん。
「萬平さんが叶えたい夢を応援したい」という福ちゃんの優しさ、
福ちゃんには無理をさせない萬平さんの気遣いに、夫婦の素敵な関係にあこがれてしまう。


福ちゃんのお母さん、鈴さんのキャラクターもキャラクターとしてこれまた面白い。
「私は、武士の娘です!」と何かにつけて、言ってくるのである。


武士の娘であることへの誇りに、文句を萬平さんや福ちゃんに言っては、開き直り……。
一時期は家出をして周りに迷惑をかけたことなんかも。
強気でいるけど何気にかまってちゃんな感じが、可愛らしい。
最近は、福ちゃんの亡き2番めのお姉さんの咲が夢の中に現れ、
鈴さんを納得させてくれていて、今では仏のような存在に。


立花塩業は現在は健康食品を作り、立花栄養食品という名前に変えて、
「ダネイホン」を大阪・東京で販売している。
もうひとつ展開が楽しみなのは、従業員の神部さんと鈴さんの孫のタカちゃんの関係性です。
タカちゃんはまだ高校生で、卒業したら神部さんと結婚することを考えていたけど、神部さんは東京支社へ行っちゃって…。タカちゃんが神部さんに想いを寄せているところが可愛くて仕方ない。そして、タカちゃんのお父さんは結婚させたくなくてタカちゃんを大学に行くよう提案しているけど……という流れ。

 

朝ドラにこんなにハマるとは思わなかった。人との繋がりがあったかくて、信頼があって人と社会は動いていることを改めて感じさせてくれます。