徒然日記

映画や小説の感想を紹介しながら、旅先や街歩きの情報も掲載。

人生動かしてる、半端ないって

10月からスタートしたラジオ番組『土曜朝6時 木梨の会。』をオンタイムで聴くことが
土曜日の楽しみである。木梨憲武さんの番組で、1週間の振り返り、リスナーメールを読み上げる内容を
アシスタントの古谷有美アナウンサーと一緒に進めていく。
この番組が面白いと思えるところは、リスナー巻き込んだラジオであること。
番組終了間際の交通情報では、ランダムで一般リスナーに電話をかけて
現場の交通情報を聴き出す。リスナーを呼んで演奏してもらう。
番組の構成作家志望の人を10名ほど番組に連れてくる。
いい人がいれば、「木梨の会。」の構成作家・佐藤研さんの弟子採用…!という内容が先週だった。

今日のラジオでは、なんと佐藤さんの下につく弟子さんが一人採用されたのだ。
高校のときにひきこもりになり、あるお笑い番組をみて久しぶりに笑った、
だから自分はテレビやラジオを仕事にしたい、恩返しをしたい、と
その子が話した内容を佐藤さんが語っていた。
すごいなと関心したのは、先週放送のときにネタを100個用意してきていたこと。
佐藤さんもおっしゃっていたが、やる気がある。
そして、純粋、素直であるとも明かしていた。
いろんな軸があって採用にいたったのだろうけど、
この子はひきこもり、私から言うと「挫折」をしているところが大きなポイントだったのだと思っている。
挫折をしていると、精神的に強くなる。
悔しさや辛さを見返す気持ちで挑戦し続ける、と思う。

綺麗なところだけではなく、過去に暗い一面があったというだけで、
「特別感」が払拭されて、共感できたり、応援したくなったり。

今日のオーディション発表、
ラジオで胸の”そわそわ感”を味わったのは初めてだ。
この番組が面白いのは、木梨さんの気さくな人柄あってか朝6時からのわちゃわちゃ感とノリでもあるが、
リスナーと一緒に木梨さんが楽しんでいるから、
毎週が楽しいし、1時間じゃ物足りなく感じる。
自分が発言したことに対して、翌週から実行していく木梨さんはすごい。

リスナーの人生を動かしているところは半端ない、エンターテイナーだ。
木梨さんのラジオによって人生が動き出した人が出てきている。

佐藤研さんの弟子が決まる瞬間に聴き会えたことに感動した。