徒然日記

日常の些細なことのキロク。心に残る映画のことを積極的に紹介。

【映画】女と男の観覧車

ウディ・アレンの新作「女と男の観覧車」。テーマは不倫だが、ウディ・アレンのユーモアが入ることで楽しく観ることができる。コニーアイランドの遊園地のカフェで働くジニー(ケイト・ウィンスレット)は、舞台で活躍していた女優だった。回転木馬の操縦をつとめる夫のハンプティと再婚し、連れ子のリッチーと3人で暮らしている。
ジニーはハンプティには内緒で、海の監視員でバイトをする大学生ミッキー(ジャスティン・ティンバーレイク)と付き合っていた。平凡な毎日に失望していたジニーは、恋に落ち人生を変えようとしていたが、
ある日ハンプティの実の娘キャロライナが現れ、幸せだった日々が狂いはじめる。

舞台女優からウェイトレスに転落したジニーが、私がいる場所はここじゃない、ママは昔ここで輝いていたのよと息子に話す姿は痛々しく生々しい。
演技がほんとうにすばらしかった!もう42歳なんだ。アクセサリーを身に着けたドレス姿は美しい。
ミッキー役を演じたジャスティン・ティンバーレイクの大学生は違和感がなかった。歳をとらないなぁ…。
人間関係もシンプルで、ことはなかなかうまく行かないものだ。

放火癖がある息子のリッチーが放火するたびに、ジニーは学校から呼び出され
精神的に参っている姿、もうちょっと子どもの教育をしっかりしようよと思ってしまった。
放火癖はリッチーにとってのストレス発散なんだろうな。
酒癖悪い父親と過去の自分に酔いしれる母親がいる家庭だったら、逃げたくなるような。
みていて痛快で、突如現れたキャロライナの行方にも気になり最後まで楽しめた。

ウディ・アレン作品といえば、美しい光をまとった映像、レトロな風景と居心地良い音楽。
最後は不思議な余韻に浸れるのだ。50年代のコニーアイランドを再現し、バックの観覧車を色鮮やかに映し出していた
ひと夏の恋に溺れた女性の物語、バンザイ。