東映のオープニングといえば3つの岩に荒波が打ち付け、三角形のロゴマークが飛びだすシーンが有名。
東映のロゴを久々に見た気がする。
昭和終わりの広島刑事とヤクザのお話。いや〜激アツだった。
身体の内側からゾクゾクして、途中気分悪くなって、涙して、最後はスッキリする。
昭和の映画。
実力俳優たちが出演、豪華、役にはまってる。
役所さんと松坂桃李くんの師弟コンビが人間臭くてカッコいい。
役所広司さんをはじめ松坂桃李さん、真木よう子さん、竹野内豊さん、滝藤賢一さんなどなど見もの。
とくに、今朝ドラ「半分、青い」に出演している中村倫也さんが印象的だ。朝ドラではのほほんとした大学生の役を演じているんだけど、
映画ではTHEヤクザの役。目をギラづかせた狂犬ぷりにりは脱帽。これからの活躍が楽しみ。
グロい、アツい、イタイ、そして渋い!!
裏社会のリアルな部分を写している。暴力どころか、刑事がそんなことしていいのかっっ!?と目をそむけてしまうシーンがあって、
忘れられない。
豚小屋のシーンは息ができない。画面越しから匂いが伝わってくる。
”真珠”をくり抜くところはすごい。
松坂桃李くんが演じる若手刑事の心情が徐々に変化していってることがよくわかる。
先輩刑事と一緒に行動していくなかで、正義とは何かを考えて、最後は行動で答えを出しているって感じなのかな。
ヤクザ×刑事の物語に、感情移入して涙してしまった。
途中で「娼年」の松坂桃李が浮かぶシーンもあった。
「娼年」「彼女がその名も知らない鳥たち」「不能犯」「ユリゴコロ」と作品ごとに違った顔を見せ、進化しつづける松坂桃李くんには目が離せない。
今年は松坂桃李YEARです。
広島なまりの言葉やヤクザ言葉が飛び交うから、聞き取れないところがあったが、
考えるよりも感じろっ!!という映画。