徒然日記

映画や小説の感想を紹介しながら、旅先や街歩きの情報も掲載。

渋谷すばる37歳、人生の決断。

ここ毎朝通勤で関ジャニ∞を聴いている。
先週末、渋谷すばるの脱退が正式に決まって、あぁ本当だったんだと思いながらも、ニュースが流れた時は、とくに「なんでだろう?」とか思わなかった。ただ、なんで今なのか、せめて2020年のオリンピックが終わるまでは、、、と一瞬考えてしまったけど。

脱退のことをしったのはTwitterのトレンドを見て。
記者会見から数日後、電車の中で「無限大」を聴いたら涙が出そうになった。

メンバーの関係性で辞めるわけではないだろうし、すばるがこれから目指す音楽と将来に向き合って
決めたんだと会見を聞いていて思った。
6人体制で関ジャニは再スタートする。わからないけど心にすっぽり穴があいた感じ。
2014年の冬、友人と名古屋まで関ジャニのライブに行って、すばるの歌唱力に圧巻したのは今でも覚えてる。
友人からCDを借りて、関ジャニについて語り合った日々が懐かしくて。
7人揃っての関ジャニだから、一人かけてしまうことに寂しく思うんだろうな。


ファンのことを「エイター」と名付けてくれたのも渋谷すばる
関ジャニのライブは1回しかいったことないし、CDを持っているわけでもないから、「エイター」名乗るほどとはいえないけど、
個人として映画、パーソナリティ、役者など活躍の幅を広げる、関ジャニ∞のメンバーは目に入るたび、応援したくなる。

ジャニーズという大きな看板を捨てて、”渋谷すばる”という自分ブランドで新しい一歩を踏み出す、37歳にしての大きな決断にはすごいなと思った。

記者会見で、横山裕が涙を流しながらすばるの脱退について話している姿に、電車の中だったから必死に涙をこらえようとしたけど、涙がほろりと出てしまった。

メインボーカルがいなくなることに、なんでや?辞めんといてくれ、と止めるメンバーもいて。
でも、最後にはすばるを応援した気持ちで話をしていた。すばるがなくなっても関ジャニ∞関ジャニ∞た。すばるのこれからの活動を応援する村上、横山、安田、大倉、錦戸、丸山のメッセージにもぐっときてしまった。



音楽をするために今、関ジャニ∞を抜ける必要はあったのか?


15歳のときにジャニーズに入って21年間、36歳になって人生残り半分を
”本気で音楽で勝負していきたい”と語っていた。

歌は本当に上手いから、音楽家として活躍し続けてほしい。もし思いもよらないことが起きたとしても、
彼なりに考えて突き進むができると思っている、信じている。

当たり前でしょって思ってるかもしれないけど、人生は常に選択の連続。些細なことでも、自分で考えながら決断しないといけないんだと思う。

いま、この時間が、”第二の人生”をスタートさせるための最後のチャンスだったんだろうな。
アイドルとして活動することには期限、限界があることは、彼なりに考えての決断もあったんだと思う。


生きていく上で後悔はつきものなんだけど、思いもよらないハプニングが起きても、プラスに考えていくことができると、思う。

いろんな人の意見や考えを飲み込み、反対されながら、最終的には自分で決断したこと。
人間弱い生き物だから、ブレた軸や軽い考えでは、安定や楽な方ににげてしまう、関ジャニ∞と大きな看板をすててまでも、決断した勇気は本当にすごい。


***
「のに理論」

あの時あなたがこう言ったから私はこうしたのに、とか
極端な例、親が大手の方が安定だから大企業に入ったのに、楽しくなかった、激務だった、つまらない、と声に出してしまって
負の感情が出てしまう。
誰かに言われたから、◯◯した、のに、だめだった、よくなかった、後悔した、と言ってしまうことが多かったのかなと自分自身を振り返って思ったこと。
私が勝手つけた「のに理論」
もちろん周囲のことを考慮して選択するときだってある。
わがままにならない程度で「主語を自分」にして決めていくことは、心を豊かにしていく上で大事なんだと思う。
私が勝手につけた「だから理論」
「私はあなたに色んな世界を知って欲しかった。”だから”あなたに沢山習い事させたの。」
「私は料理でこんな味を表現してみたくて。”だから”あなたに食べさせたかったの。」

→「のに」「だから」の考えかたは、小説家の朝井リョウさんがラジオでお話していたことです(ニッポン放送高橋みなみ朝井リョウのヨブンのこと)
とてもわかりやすくて、あぁ、なるほどな!っと腑に落ちたほど説得力がありました。

少しずれたけど、
音楽としての活動は脱退しなくてもやっていけるから、メンバーに関ジャニに残って欲しい!と言われて、納得いかぬまま、モヤモヤした気持ちでグループ活動を続けていたら「あの時、◯◯っていったのに・・・」と後悔するんじゃないのかなと思ってしまったのです。

37歳でジャニーズを抜けるという選択と、音楽家として本気で活動していく強い意志と決断を自分で決めたから、壁にぶつかっても頑張ってほしい、と影ながら応援したい。

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報道発表を見ていて、去年のSMAP解散のことを思い出す。改めてもの、こと、すべてにおいて”永遠”はないのだ。


毎朝、満員電車で揺られながら、
去年丸山隆平が主演を務めた映画『泥棒役者』の主題歌「応答セヨ」を聴いている。
6人体制の関ジャニとすばる、これからの活動を楽しみにしたい。

関ジャニ∞、彼らの絆と可能性は無限大だ。