徒然日記

ふと感じた四季折々のこと、本のこと、街のこと

【映画】「ウィンストン・チャーチル」 チャーチルそのものだった。言葉の力の凄さ。

アカデミー賞作品!
ゲイリーオールドマンのチャーチルがお見事!!
チャーチルの特殊メイクした辻さんに盛大な拍手を!!

一度は映画業界離れた辻さん、ゲイリーからの強烈な依頼に答えて戻ってきたとのことで。
メイクは完成まで3時間。メイク中は、黙って動かずに抵抗せず座ってくれてたそうです。
日本人の器用さが作品を通じて認められたってところでしょうか。誇りに思います。

ダンケルクの裏側には、チャーチルの苦悩と葛藤があったことを知れたのは良かった。
首相という偉い立場であるけども、そんな彼も一人の人間であることを
妻やタイピストの女性のやりとりや、ちょっと不器用な性格から感じた。
人間味があったね。


バス、地下鉄にも乗ったことがないチャーチル
そんな彼が初めて地下鉄に乗って市民の人たちとコミュニケーションをとり、
市民たちが”Never”と声を合わせて発していたシーンは感動モノ、うるっとくる。闘う意思を取り戻す展開から最後への演説のクライマックスは熱い。

ラジオで話す直前のシーン、時計の針が刻々と動き、見守るタイピストとピッタリの時間で話せるよう急かす男性が映されていて、緊張感がある。

ラスト、有名な演説はすごかった。
最後の「never surrender」は、いぇ〜〜〜い!って声あげたい、
拍手したくなった。
頑固な首相が、演説で心を動かす。
人の心を動かすのは、熱意と言葉。
言葉を武器にした瞬間だった。

英国王のスピーチ」と「ダンケルク」を先に観ておくと、より時代背景がわかって面白さが増すと思う。
歴史が好きというより、ある程度背景を知っておかないと難しいというか、、横にいたお姉さん方は寝てらっしゃった。。大学の般教の授業でちょっと触れたくらいと、ダンケルク観てたから、ついていけたかな。世界の歴史を知ってて損することはないなと感じたので、改めてWW2らへん調べてみたくなった。事前に歴史背景をサクッと調べておくことをおすすめする。

チャーチルの名言
〝失敗も成功も終わりではない。肝心なのは続ける勇気”

こういうの世界史を勉強していた時にみると、
もっと知ろうと思えて勉強したくなりそう。