徒然日記

日常の些細なことのキロク。心に残る映画のことを積極的に紹介。

【映画】5パーセントの奇跡~嘘から始まる素敵な人生~

ドイツ映画といえばアキ・カウリスマキ監督の作品が思い浮かんで、
年始に彼の新しい作品「希望のかなた」を観て、
難民問題のテーマの中に人の優しさがあってとても心に残っていた。
今回、「5パーセントの奇跡~嘘から始まる素敵な人生~」もドイツ映画で、
心温まる友情と周囲の人々の優しさに溢れていた内容で、
希望のかなた」と同じくらい記憶に残るいい作品だった…(涙)

95%の視力を失いながら「5つ星ホテルで働きたい」という夢を叶えるために
嘘をついて採用面接に合格して、視力のことを秘密にしながらホテルで働いた、サリアの実話を映画化。笑えて、男の友情に涙が出そうになる心温まるドラマ映画。

サリアの視力はぼやっとしたくらいでしか見えないから、
角にぶつけたり、転んだり、指きっちゃって血が出たりして、
まー見ていて痛々しい、胸が引き締められる、息止まる、ほんとに。
でもこれが視覚障害者の方にとってはよくあることなんだというのが分かる。


◼音楽のチョイスがすごい
実話をベースにしていることからも重たい感じの内容かなと思いきや、
オープニングから始まる音楽がとてもリズミカルでテンションが上がる。
淡々としているんだろうなと思っていたから、いい意味で裏切られた感。
シーンごとにR&B風、ポップなBGMや曲が流れて、
去年の公開された作品「ゲット・アウト」「ベイビードライバー」の一部シーンを思い出した。
映像とBGMを上手くリンクさせている。

◼映像
サリアが観ている光景をスクリーンそのまま写しているから、
2時間自分が目の病気になりながらホテルの見習いをしている感じ。
視界がはっきり見えなくて、私生活がこんなにも大変であることが
スクリーン越しで分かる。

ぼやける度に苛立ちを覚え、目を細めたり大きくしたりしていた。
ルーペ掲げるなら、メガネかけなよ!ってツッコみたくなっちゃうんだけど、
メガネをかけて視力良くなりました、というレベルではないんだということが分かる。

◼男の友情
サリアの友人であるマックスがサポートをする。
2人の出会いは、面接の時。マックスが遅刻して、ヤな奴そうだなと思っていたけど、
なかなかの良い奴だった。
面接に受かって研修中に、サリアの行動に異変に目の病気のことを知るんだけど、
バラさずにサリアの気持ちを受け止め、一緒にサポートするという。

サリアが躓いても、失敗しても、転んでも、手を差し伸べて"一緒に"合格を目指していくことろや、研修で習ったことの復習や練習に夜遅くまで付き合ってあげる、マックスの器の大きさに感動。
男の友情ってやつですかね。行動や顔、イケメンです。
ただ、女癖超悪いんですわ。(笑)

まとめると、目に負担を抱えながらも挑戦していく主人公サリアの行動に勇気もらえた。
コメディ感要素も多くて、ところどころ笑いがあって、
見といてよかった。
追体験している感じだから、サリアが身体をあちこち打つける度に、自分の身体も痛くなる。