徒然日記

映画や小説の感想を紹介しながら、旅先や街歩きの情報も掲載。

2017年一番良かった《映画・ドラマ・アニメ》

下半期映画ランキングを少しづつ書いているところで、
いい映画に出会い笑って涙した年だった。。。


#2017年一番良かった《映画・ドラマ・アニメ》

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★2017年1番良かった映画
これッ!というのが決めれないため、
洋画と邦画を勝手に分ける。
・洋画
迷う。
Trainspotting」80年代に公開された1作目から20年の月日が流れ、見た目はおっさんで心は昔のままのおっさんたちに青春を感じた。
「カフェ・ソサエティ」大好きなウッディ・アレン監督の作品を久しぶりにスクリーンで観れて満足。華やかな30年代に繰り広げられる人間模様やあこがれ、夢を追いかける少年の気持ちにぐっときた。
「ギフテッド」も滑り込みで終わる寸前に観て、家族愛溢れた作品で涙した。

「ドリーム」
アメリカの60年代、女性が働いて地位を築くのが難しく人種差別が激しい時代に、
ロケットを飛ばすために黒人女性3人が偉業を成し遂げていたという実話物語。
時代を変えていくヒーローというのは、
前例を作っていく人、努力してもくもくと打ち込む人なんだなって思えた。
黒人専用のトイレを使わないといけないため、片道40分のトイレまで走り戻ってくるとかね、いろんな差別環境があるなかで、
理不尽なことから逃げずに乗り越える方法を考え、自分の夢を実現しようとする前向きな姿勢に元気をもらえた。
いや、もうカッコイイ!です。

・邦画
邦画もいろいろとあって「3月のライオン」漫画原作として前編後編と綺麗にまとまっていて将棋の熱い闘いに
涙した。神木くんが個人的に好きで。宗谷冬司役の加瀬亮さんが個人的にはぐっときました。
コメディだったら来年舞台化される「泥棒役者」も笑い泣きした作品。ただ面白いだけじゃなくて、
過去の失敗を乗り越えるためにどうするのか、大切なものはなにかと主人公の行動から心情の変化が描かれていて良かった。

総合的にベストといえば、
「夜空はいつでも最高密度の青色だ」
工場現場で働く非正規雇用の慎二と田舎から上京し昼間は看護師として働き夜はガールズバーとして働く美香。
東京で生きづらさを抱えた若者を描いた作品。
田舎から上京してきて一人暮らしを経験したからこそ共感できるところがあった。

東京で何のために生きているのか...を考えさせられる。
渋谷、新宿ときゃぴきゃぴとした若者の活気で溢れている街に憧れて都内に上京してきた頃を思い出した。
都会のせかせかした生活や一分一秒と何かに追われる都会の息苦しさを主人公の行動や発言見る景色からで表現されている。

渋谷の街になびく風や車の音、居酒屋でお酒を飲みながら交わす言葉、日常生活に溢れているもの、ことがリアルで鮮明に描かれていて、
映画を観終わった後、今大切にしていることってなんだっけ?って振り返った。映画館を出たあとの新宿の街が
いつもより輝いて見えて、今私がたっているところが東京なんだって。
中学の頃に渋谷や新宿に憧れを抱いていた自分が、まさか10年後東京で働いているなんて想像もしていなかった。
都会の空気に染まったなぁ...。切なくもなったけども、”ここで”生きていかなきゃって思えた。


★2017年良かったドラマ
「先に生まれただけの僕」
学園ドラマかと思って観ていた、これよかった。
商社マンの主人公成海さんが高校に出向を言い渡され校長を務め学校を立て直していくというお話。
ドラマの意味がね、最後の最後で自分なりに解釈したというか。校長の成海が生徒に
「校長だから偉いってわけじゃなくて、みんなより先に生まれただけで、もがいたり悩んだりしている。大人になるにつれて同じように感じることがあるから、頑張って乗り越えてほしい」といったことを言っていて、
生徒の背中を押す応援メッセージなんだなって。
モンペア、教え方、働き方問題といったリアルな現状を取り入れていて、
社会人を経験している鳴海校長の葛藤や挫折もに共感できるところがあったり。

社会の厳しさ、現実を社会人を経験した校長から伝えられることが多くて、
観ていて新鮮だった。
大学のその先に社会がある。
社会で通用する人間になるために、今を生きて欲しいというのがテーマとしてあったんじゃないかしら。

以上。

上半期のランキングはこちら
chihalun-lun.hatenablog.com