徒然日記

ふと感じた四季折々のこと、本のこと、街のこと

【映画】君の膵臓をたべたい

【セカチューの現代版と感じた。自然と涙がこぼれる】

書籍がベストセラーで話題になっていたため、公開前に読んだ。
小説と映画ではいくつか違いがあるため、
小説を読んだ人も楽しめる内容になっている。
あぁ、青春って素晴らしいなぁ。。甘酸っぱく淡くて切ない青春時代は帰ってこないよなぁと。
とにかく泣いた。感動。

主人公の名前は出てこない。「秘密をしっているクラスメイトくん」「仲良しくん」といった設定は少しなぞ。
時間軸の切り替えがよく、感情移入しやすくなっている。

ある日、高校生の「僕」はある日病院で「共同文庫」という日記を拾う。それは同級生・山内桜良がひそかに綴り続けている闘病日記であった。
そこで桜良が膵臓の病気を抱えて余命がわずかであることを知る。
桜良の言葉をきっかけにして、教師になった僕は、教え子である生徒と図書室で会話いていくうちに、
桜良と過ごした時間を思い出す…。

本作品の脚本家は吉田智子さん。
現在NHKの朝ドラ「わろてんか」の脚本を手掛けている。
映画でいうと、「アオハライド」「僕等がいた」「僕は明日、昨日のきみとデートする」「ホットロード」など王道恋愛漫画、小説を元に脚本を書いています。
僕、桜良の気持ちを理解して今回も書いていらっしゃるのだろう。


桜良役を演じる浜辺美波さんの透き通った演技、愛らしさ、純粋さに吸い込まれる。あざとらしさもあるが、私的には小説の役に合わさっているイメージ。
将来は素晴らしい女優になるだろうなと思う。
僕を演じた北村匠海さん、静かな動きが多い役を演じきっていたと思う。


小説のカバー写真は、
福井県足羽川堤防の桜と幸橋南詰。
地元であるため、ロケ地としても使われたことはとてもうれしい。
改めて福井の桜ってきれいだなぁと思った。

最後の終わり方が私には悔しくて辛くて涙が止まらなかった。
病気でも健康でも明日がくるのが当たり前ではないんだなと気づかされた。
桜良の
人が人に与える影響の尊さ。
きっと僕は桜良に出会わなければ、僕は教師にはなっていなかったんだろうな。
言葉って何かしら影響を与えるもんだなぁ。



1月10日にDVDレンタル開始。
この間映画館でみたばかりなのに、レンタル化されるの早いなぁと感じる。
月日が流れるのは早いです。