徒然日記

映画や小説の感想を紹介しながら、旅先や街歩きの情報も掲載。

2017上半期映画ランキング

2017年上半期が終わったので、1〜6月で観た作品を紹介。(何回も観た映画も入れている)
◯が付いているのは今年劇場でみたもの。

評価は0〜100点

1.二重生活 
◯2.この世界の片隅に 
3.ビリギャル 
4.僕だけがいない街 
◯5.本能寺ホテル 
6.高台家の人々
7.MARS ただ、君を愛してる 
8.ハッピーフライト 
9.マンマ・ミーア! 
10.幸せになるための27のドレス 
11.デトロイト・メタル・シティ 
12.ただ、君を愛してる 
13.時計じかけのオレンジ 
14. 森山中教習所 
◯15.新宿スワンⅡ 
16.64ロクヨン後編 
17.シング・ストリート未来へのうた 
18.シュアリー・サムデイ 
19.想いのこし
20.クーパー家の晩餐会 
21.恋妻家宮本 
22.ロスト・イン・トランスレーション 
23.セブンティーン・アゲイン 
24. 高校デビュー 
25.紙の月 
26.謝罪の王様 
27.幕末高校生 
◯28.湯を沸かすほどの熱い愛 
29.阪急電車片道15分の奇跡 
30.ソラニン 
◯31.沈黙 サイレンス 
32.舞妓Haaaan! 
◯33.ラ・ラ・ランド 
◯34.彼らが本気で編むときは、 
35.中学生円山 
36.グランド・イリュージョン 
◯37.3月のライオン 前編 
◯38.3月のライオン 後編
◯39.夜は短し歩けよ乙女 
40.セッション 
41.怒り 
42.ミュージアム 
◯43.帝一の國 
◯44.ワイルドスピード ICE BREAK 
45.バックドラフト 
46.スタンド・バイ・ミー 
◯47.ラストコップ THE MOVIE 
48.ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります
49.グッバイ、サマー 
50.ターミネーター 
51.日本で1番悪い奴ら 
52.バック・トゥ・ザ・フューチャー PART 3 
◯53.カフェ・ソサエティ
◯54.追憶 
55.ヤバい経済学 
56.娚の一生 
57.エイプリルフールズ 
58.フィッシュストーリー 
59.PK
60.きっと、うまくいく 
◯61.美女と野獣 
◯62.夜空はいつでも最高密度の青色だ 
63.trainspotting 
64.ウォーターワールド 
◯65.T2trainspotting  
66.ガーディアンオブギャラクシー 60点
67.ザ・コンサルタント 70点
68.ブルックリン 90点
69.グッドモーニングショー 50点
70.イエスタデイ 50点
◯71.21センチュリーウーマン 70点
72.百円の恋 80点
◯73.パトリオットデイ 100点
74.奇跡がくれた数式 80点
75.帰ってきたヒトラー 80点
76.メンインキャット 70点
77.マネーショート 70点
78.パディントン 70点
79.トム・アット・ザ・ファーム 90点
80.ウルフオブウォールストリート 75点
81.Mommy 90点
82.ローマでアモーレ 
83.シェフ 
◯84.マンチェスターバイザシー 
85.砂漠でサーモンフィッシング 
86.セトウツミ 
87.教授のおかしな妄想殺人 


個人が観た映画を主観を交えてピックアップしました!
ここからは独断と批評してみたいなと。参考までにご覧くださいませ。

【上半期作品賞「映画館」】
1位 湯を沸かすほどの熱い愛

2位 ラ・ラ・ランド
3位 美女と野獣

湯を沸かすほどの熱い愛は、始終泣いていた。ポケットティッシュ2つ使い切った。
血の繋がらない親子なのに、愛の強さが伝わってくる。
宮沢りえさんの演技力にも惹きつけられ、わずかな命をどう活かすか、こんな母になりたいと思った。
思い出すだけでも涙がでるほど、演技、脚本、撮影の仕方が揃っていた。
家族の愛、母の偉大さ、命の儚さ、それだけ。心にしみる。
もうこれは是非みてもらいたい。
ラ・ラ・ランドは公開が待ちきれなかった。エマ・ストーンの黄色のドレスと大人可愛らしい笑顔に癒やされた。
オープニングがあのシーンから始まるからテンションが高まって、あっという間の2時間だった。
終わり方は賛否両論なったけど、考えさせられるような終わり方は結構すき。
そして美女と野獣。ストーリーを知っていたが、楽しめた作品。
不器用ながらもベルを思う野獣の優しさ、人間味があふれていた。次第に惹かれあうシーンやダンスシーンのところで涙が溢れた。
呪いが解けてみな元の姿に戻れたときは、幸せな気分になった。

他に良かったものをピックアップ。

*PK
宗教とはなんぞや?を考えさせてくれる映画の醍醐味を感じる作品。
日本ってあまり宗教観がないから、神を信じないといけないとか、宗教で差別を受けたりすることは日常では見られないけど、
国によっては恋愛や結婚、生活に関わってくるとても複雑なものなんだというのを感じる。
世界には色んな宗教が存在していて、なおかつその宗教に基づく考えや生活があることが改めてわかる。
宇宙からやってきた主人公PKは何にも知らないからこそ、違う視点で物事を判断できる素晴らしさを感じた。
無知な人が行動すると世の中変わるんじゃないか。。。と思った。

*きっと、うまくいく

PKと同じ監督、やはり社会問題を上手く取り上げている。
学歴社会の差、まじめすぎる学生の自殺、カースト制度による貧富の差…。
インドってものすごく学歴社会であることを知った。
いい大学に出ていい職(インドでは男性はエンジニア職がすばらしいとか)につかないと結婚すらできない。ゴールが就職のための大学での勉強に、「なんのために学んでいるのか」という本質を主人公の行動や考え方すごく尊敬する。
「成功を追うのは間違いだ。優秀なら成功はついてくる」
刺さる名言。

*ブルックリン

アイルランド出身の若い女性が職を得るために、母と姉の元を離れて仕事をするためにブルックリンへ。
わからないけど離れるときが留学するときの自分と重なってほろりと涙。
自分がここにいるのは全て選択なんだなと。
主人公、エイリッシュが恋をしてどんどん綺麗になっていく。

パトリオットディ

ボストンマラソンのテロ事件ドキュメンタリー映画。事件から犯人を捕まえるまでの警察FBIの取り組みや事情、二時間ぎっしり詰まってた。
当時の写真や動画を交えながらで、リアルさが伝わり始終緊張感。
たぶん報道とかでは伝わってない、知らない部分があって非常に興味深かった。
テロ事件から失ったものがあっても、ボストンを愛する街の人々の愛がすごく伝わる。
アメリカの一致団結の強さ、凄さが伝わる。
こういう映画見ると、今いる場所すごく恵まれて実感。てかほんと日本って平和だなって思う。

*Mommy 

ドランの作品。ドランの作品は好き嫌い別れるが好きだ。
母になったら教育についての考え方とかがかわりそうだなっって思った。
障害の喜怒哀楽の激しい子供に対して、真正面から向かい合い、不器用ながらも愛情を感じる人間味のあるストーリーだった。
何と言っても映像の美しさと、音楽のチョイス。ドランの映像と音楽のセンス、美しすぎて泣いた。鳥肌もの。
スケボーシーンで流れる、OASISのwanderwallはすごくよい。親子愛を感じた。

トムアットザファームもよかった。

Trainspotting/Trainspotting2

2が5月から上映だったため、1を久しぶりに観てから劇場へ。
こんなクソ汚い映画は何だっ??って思いながら観てたのは覚えてる。
薬物に手を出したらやめられない若者たちの姿、一度手にしてしまったら抜けられない、やめられないのがわかる。
15歳以上の指定あったっけ?中学生くらいが観ても、考えさせられることはあると思う。
2は、80年代の作品から20年の月日が流れ、世界は変わり彼らはおっさんになったが、悪さ好きは変わらない。心は決して若くないがなんたか青春を感じた。映像は1に比べて綺麗になっているけど、なんだかかっこよくて好き。
1の過去を遡るシーンも入ってて懐かしくなる。相変わらずのところどころのシーンの汚さや人間味あふれるところがあるから良い

*夜空はいつでも最高密度の青色だ 

東京で何のために生きているのか...を考えさせられる。
渋谷、新宿ときゃぴきゃぴとした若者の活気で溢れている街に憧れて都内に上京してきた頃を思い出した。
都会のせかせかした生活や一分一秒と何かに追われる都会の息苦しさを主人公の行動や発言見る景色からで表現されている。

生活費払うためにせかせか働く毎日に追われたり、正社員と平社員の格差がある社会の中で肉体労働で汗水垂らしながら働いて、苛立ちや不安、目に見えない障害や葛藤をかかえて、みな生きるために働いているんだってことがわかる。そんな東京でも、同じ時間はながれていて、好きな人を見つけて、別れて、またくっついてという感情があることは変わらない。

生きるためには仕事なんて選んでられないとか、借金返すために必死で働かないといけないとか、
それでもみな、愛する人、好きな人、守る人ががいるから頑張れるのかもしれない。
渋谷の街になびく風や車の音、居酒屋でお酒を飲みながら交わす言葉、日常生活に溢れているもの、ことが現実的で、何か大事なことを忘れている自分にはっとなった。都会の空気に染まったなぁ。まさにここが東京なんだって思えたわ。

3月のライオン

今、将棋士の14歳の藤井くんが28連勝で話題になってますね。藤井くんが本作品に出てくる宗谷名人にしか見えない。笑
3月のライオンは漫画原作を少し読んでいて映像はどうなっっているのか気になったが、前編後編で約4時間半で上手くまとめられていたと感じた。予想以上にに素晴らしくて涙した。闘いのシーンで響く将棋の音、将棋に触れる指からの緊張感、主人公零の劣等感や孤独感、零に関わっていく人々のあたたかさ…前半後半ぎゅっと詰まって
高橋一生神木隆之介が学校屋上でご飯食べるシーンが1番好きだ。
神木隆之介が袴きてるところ、るろ剣の宗次郎にしか見えなかった。笑
自分の将棋の知識がもっとあれば、もっと楽しめるのかと感じた。

*カフェソサエティ

ウッディ・アレンの作品。ウッディであれば、ミッドナイト・イン・パリやローマでアモーレ、人生万歳もおすすめ。
酔いしれるジャズ音楽から物語が始まり、変わらない語り口調からテンポよくストーリーが進んでいく。特にこの作品の主人公である青年ビルはハリウッドに憧れをいだき、NYからはるばるロサンゼルスにやってくる。夢を抱いて若者が田舎から都会にでてくるように。若者が夢を叶えるために都会へ出たい、挑戦したいという気持ちはかなり共感できる。
華やかな30年代に繰り広げられる人間模様やあこがれ、尊敬が入り混じっていた。


映画の感想は、常にFilmarksでレビューしているので、その部分をブログに抜粋しています。


【下半期注目映画】
昔はアクション系や冒険など好きだったけど、今は感動もの、家族愛、人間味があるようなヒューマンモノがグッとくるようになりました。
*ムーンライト(DVDでみたい)
*ライオン(DVDでみたい)
*ロストインパリ
*ボブという名の猫
*火花
*ジーサンズ
かな?