徒然日記

映画や小説の感想を紹介しながら、旅先や街歩きの情報も掲載。

清水寺に参上の巻

京都巡りで訪れた場所その①
清水寺


小学校の修学旅行に行ったのでしょうか。
目に映るすべてが初めてのように見え、京都の良さを改めて感じました。


人が少ない朝は、落ち着いていて気分がいいものです。

まるで江戸時代にタイムスリップして、
お百姓さん、忍者、大名が登場してきそうな漫画を描いた世界。


清水寺の入り口に行く前の坂道...
古めかしい街並みと古民家がならび、あっという間に頂上までたどり着きました。


正門を抜けて頂上から見渡す風景に感動です。
晴天に恵まれ、雲ひとつない空。
京都の街並みが遠くまでよく見えました。
紅葉になれば、もっと美しいのだろう...
そう思いながら周囲の山々眺めていました。



朝早くついたのにもかかわらず、
外国人、修学旅行生が観光で来ており、賑やかでしたね。



お茶屋さんで腰かけておしゃべりする高校生たち、
朝からお疲れ様です。


制服姿で記念写真を撮る学生さんたちを見ていて、青春だなぁ〜なんてしみじみおもいふけっちゃいました。


あの制服姿でわいわいした頃はもう二度と戻ってこない。


カメラに背を向けてシャッターと同時にジャンプっ!





これぞ青春。

10代の学生生活なんてあっという間なんですね。

1年1年順番に歳をとってしまう。そう思っていました。
でも、
人間なんて、一瞬にして歳をとってしまうのです。

村上春樹氏のある小説の一部で書かれていました。

嫌でも日々勉強して学んで大人になっていく。
人間って不思議なものだと思いました。

物事、景色、人、街並み、すべてが常に変化し続けている。

あぁ、世の中の無常観よ...。

今もなお残されている清水寺
一部改修工事が進んでいました。
どんな建造物であれ、この先ずっと同じ形で存在はしないんでしょうね。


移りゆくものに美を感じてしまう日本文化、これぞ、
人間・世の中の儚さを表現している美意識だと思うんです。

常に変わらないものはない。
いつだって無常の世界にいるということを忘れずに、命あるかぎり生きていきましょう。



方丈記でいうと「ゆく河の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず」
平家物語だと「祇園精舎の鐘の声、諸行無常響きあり...」

無常観を謳った文章で締めたいと思います。