ブロガーのちきりんさんのブログで、
旅の醍醐味という記事を読み、旅系の本を読みたいとおもい、
深夜特急最後まで読んでいなかったので、読みました。
騙されては、怒り、同じように旅をしている出会いがあって、
何か気付きがある。
深夜特急2は、バンコクを旅している最中に出会った、
ニュージーランドからきた21歳の大学中退した少年たちに出逢うことで、
著者の旅の考え方が大きく変わったのかなと感じました。
旅のゴールとしては、半年の間にロンドンにつくというのが目的であったものの、
少年たちは、3〜4年かけて世界一周をすると。
半年でロンドンにいく理由はなんなのかと、疑問を持つようになり、
自分が本当に旅にでたきっかけや、ルポライターになったきっかけを振り返るのです。
沢木さん、内定をもらっていた会社、入社式にでずに辞退したことは本を読む前から知っていたのですが、
これも自分のことをよくわかっていらっしゃるからなのかとおもいます。
”何者でもないが、何者にでもなれる”
これがルポライターの特徴でもあり、場所に囚われず、様々な人間にあえる醍醐味何だとおもいます。
2巻の最後は、俳優の高倉健さんとの対談が掲載されておりました。
インド旅について旅の景色や状況が書かれていて、
自分はインドには行ったことがないのですが、
自分が旅をしている、したかのように書かれています。
路上では物乞いする子どもたち、ガンジス川では人が流され、死体は焼かれている場面が描かれ、
生と死についても考えさせられます。
「恐れずに。しかし、気をつけて」