徒然日記

映画や小説の感想を紹介しながら、旅先や街歩きの情報も掲載。

沢木耕太郎さんの「深夜特急」読んでみたの巻

さて今大学生は後期試験のテストやレポートに追われ、春休みシーズンがやってまいりました。春休みというと4年生は卒業旅行や短期留学にいく方が沢山いらっしゃるんじゃないかしら。

ちー坊もよく春休みや夏休みになるとどこかしら出かけていました。さて最後の春休みなので2月はロンドン周辺を回ってきます。最近テロがフランスでもありベルギーでも事件があった?ので注意していってきます。

前から気になっていた沢木耕太郎さんの「深夜特急」という本を手に取りました。こちらは1〜6巻まで揃っています。1巻が香港からロンドンまでの旅行について描かれていました。


f:id:chihalun_lun:20150118091938j:plain

旅をしていく途中には様々な人の出会いがあり、そこでは多くの学びや発見があって、この深夜特急には、この土地にきて〇〇をした!感じた!ステキだった!という感想があるのではなく、旅先での学びや発見んがじんわりと伝わってくる実話に基づいた紀行文学なんです。


香港から出発し、ロンドンに辿り着くまで、街の人々の暖かさや冷たさに触れ、騙されたりしながらも、風に吹かれ水に流され偶然に身を委ね、、、彷徨う沢木さんの考えや姿が本から感じます。


深夜特急」の旅に出たのは、1970年くらいだったそうで、旅行のガイドブックなどがまだない時代に彼は、情報もなしに自分の力だけで宿を探したり、電車や行き方など現地の人に聞きながら旅をしていたことを知ると、ほんとうにすごいと思います。

26歳が長旅をするのが相応しい年齢だとおっしゃっていました。
経験のなさが不要な警戒心をもたせ、下手に積んできた経験のせいで旅がつまらないものになってしまうのだとかと書かれていましたが、
いろんな国や土地に行くのは行けるうちに行っといたほうがいいだろうと私は思います。人間いつ死ぬのかも分からないし、若いときのほうが刺激を受けていろんなこと吸収していくと思う。


私もまだまだそんなに多くの国を訪れたわけではありませんが、知らない土地に足を運ばせることで、想像できないことを経験できる、感じるのが海外へいったときの楽しさかなと思ってます。また出会わないであろう人に出会えたりとか。NYへ行くときは、ワクワク感の反面銃社会のアメリカを怖く感じ、JALの飛行機の中でたまたま隣に座った男性ニューヨーカーが気さくにチョコレートをくれ、話が弾んで、緊張もほぐれ、NYでのアドバイスもいただきました。

f:id:chihalun_lun:20150118092038j:plain
改めて日本人に生まれてよかったなぁって本当に感じることはどこへいっても多々ありますあります。



今の時代は海外へ気軽に行けるようになりましたが、テロやデモがあったりでちょっと行きづらさもありますが、旅行へ行かれる人にいってらっしゃいという気持ちと、この深夜特急の3巻の中で出てきた沢木さんの引用で締めたいと思います。

「恐れずに。しかし、気をつけて」

やっぱり旅行、旅って得るものが多いですよね!

では。