徒然日記

映画や小説の感想を紹介しながら、旅先や街歩きの情報も掲載。

読書紀行

【小説】対岸の彼女

「ひとりでいるのが怖くなるようなたくさんの友達よりも、ひとりでいても怖くないと思わせてくれる何かと出会うことの方が、うんと大事な気が今になってするんだよね」このセリフぐっとくる。 同世代の友人たちに読んで欲しい作品。共感してくれたり、くだら…

【小説】流浪の月

本屋大賞作品。あらすじは詳しく公表されてないから多くは語らないけど、良作。なぜ話題になるかはなんとなくわかった。真実と事実は違うということに胸打たれるし、真実はこの主人公更紗と文しか知らない。新しい人間関係を描いた作品だった。恋じゃないの…

【小説】抱く女

「抱く女」 吉祥寺に通う直子が不意に出会ったドラマーに恋しのめり込んでいく青春物語であり、色々な人間関係を経て、自分の居場所を探し求める女性の物語。 70年代の女性の生き辛さを10代の直子のフィルターを通じて描く。 時代は違えどいつの時代も男性に…

【小説】グロテスク

初、桐野夏生作品。美貌で娼婦の妹をもつ平凡でブスな姉の独白物語。 女子校の悪意的な描写が素晴らしい。女子校のヒエラルキーを構成する要素は勉強、育ち、容姿…。都会のお嬢様学校はどこで入学するかでカーストが決まる。自分も女子校だったから共感する…

通勤時間の中で読む、深夜特急にココロ踊らされる

沢木耕太郎さんの著書、深夜特急を読んでいます。ブロガーのちきりんさんのブログで、 旅の醍醐味という記事を読み、旅系の本を読みたいとおもい、 深夜特急最後まで読んでいなかったので、読みました。 騙されては、怒り、同じように旅をしている出会いがあ…

沢木耕太郎さんの「深夜特急」読んでみたの巻

さて今大学生は後期試験のテストやレポートに追われ、春休みシーズンがやってまいりました。春休みというと4年生は卒業旅行や短期留学にいく方が沢山いらっしゃるんじゃないかしら。ちー坊もよく春休みや夏休みになるとどこかしら出かけていました。さて最…