徒然日記

映画や小説の感想を紹介しながら、旅先や街歩きの情報も掲載。

2021年の読書記録

・ドナウの旅人 宮本輝 ・TSUGUMI 吉本ばなな ・朝ごはんぬき? 田辺聖子 ・サウスポイント 吉本ばなな ・海のふた 吉本ばなな ・デミアン ヘルマン・ヘッセ ・寺内貫太郎一家 向田邦子 ・道頓堀川 宮本輝 ・阿修羅のごとく 向田邦子 ・ボッコちゃん 星新一 …

2021年映画の振り返り

映画館で映画を観る機会がかなり減りましたが、 去年観た作品のまとめ・ヤクザと家族 ・あのこは貴族 ・あの頃。 ・すばらしき世界 ・まともじゃないのは君も一緒 ・だまし絵の牙 ・ノマドランド ・バイプレイヤーズ ・街の上で ・LEON ・くれなずめ ・ジェ…

外国人観光客が少ないプチ京都観光

夏の終わりに訪れた京都。紅葉シーズンではないですが、9月の京都も行った甲斐がありました。4年ぶりに訪れた嵐山。 なんと嵯峨野トロッコ列車は30周年記念になるようで、 SNS投稿キャンペーンを実施中だった。 都会の喧騒を忘れられる風景に出会いました。 …

パリで活躍した印象派の画家たちの作品展

芸術の秋。 フランス印象派の絵画作品が、東京都立美術館、三菱一号館美術館、Bunkamuraにやってきています。Bunkamurawww.bunkamura.co.jp ポーラ美術館で展示している、モネ、ルノアール、シャガールなど28人の名作集が。都立美術館www.tobikan.jp ゴッホ…

原郷から幻境へそして現況は

2021年7月17日から10月17日まで東京現代美術館で横尾忠則展が開催されていて、 500点以上の横尾さんの作品を見てきました。清澄白河駅か10分ほど歩くと東京現代美術館があります。 新しい建物で中も広く、現代的な空間です。 見応えあってインスピレーション…

【映画】空白

今年の邦画で三本指に入る作品。大衆ものでなく、ミニシアター系で上映される作品は感情的にメッセージ性があって面白い。 映画はすぐサブスクに入ってくるから、本当に集中して観たい作品しか映画館にいいってないが、邦画でこれは劇場でみれてよかった。ス…

ゴッホ展

ゴッホのコレクター・へレーネが収集した版画を展示が、現代美術館にて開催中です。 ゴッホが亡くなった後、ヘレーネがコレクションしはじめてゴッホの作品が世の中に広がったことをここにきて知りました。 美術館って海外行った時くらいに立ち寄るくらいだ…

8月〜9月の映画

傑作。心震えた。上映中泣くことはなかったけどエンドロールでいろいろ思い返すことあって涙が自然と込み上げてきて…。外国映画今年No. 1かも。 しばらく余韻に浸りたくなる。2人の表情、まなざし心理描写が素晴らしくどんどん情が湧く作品だった。雨の日に…

007ダニエルクレイグお疲れ様でした。

ジェームズ、15年間お疲れ様でした…。 007最新作「NO TIME TO DIE」。 ダニエルクレイグ最終作としては過去最高の007で、個人的には納得いく終わり方だった。 ん〜いろんな感情がよぎる。15年の歴史とダニエルクレイグのボンドをスクリーンでもう観れないと…

熱海で干物をやいたよという話。 

2021年、今年もコロナが収まらない2度目の夏がやってきて、今週8月が終わりました。 夏を実感したくて、海風にあたりたくて、 思い立ってATAMIに向かったのです。 1泊どこにとまろうかと「熱海 宿」と調べるとゲストハウスのマルヤがヒットし、 ゲストハウ…

マザーハウスはじまりのバッグ展 ものの価値について思ったこと

先日、ふらっと立ち寄ったMOTHERHOUSE本店。お店の奥のスペースが特別企画「はじまりのバック」が開催されていた。 2006年から2008年に作ったレアバッグたちが並べられていたり、当時の写真や記録が展示されていた。 スペースは小さくんだけど、みて、聞いて…

【映画】ドライブマイカー

妻との記憶が刻まれた車。聴けなかった秘密。辿り着く場所。 村上春樹「女のいない男たち」から短編「ドライブマイカー」を映画化。 物語性のある小説を読み終えたような感覚でした。原作とは設定が変えているけど、原作の村上春樹のテイストを残しながら、…

世田谷公園の虹

6時24分、世田谷の空に大きな虹が かかっていました。 虹見たのいつぶりでしょうか? 東京の空にかなり大きめの虹を観れるのはラッキー。 世田谷公園の 「一番天国に近い場所(タイムカプセルの丘)」からの撮影笑。 毎朝世田谷公園では6時半にラジオ体操が…

4月〜7月の映画

・ベルヴィルランデブー 2004年に公開されたフランス製アニメ映画「ベルヴィルランデブー」が一部映画館にて上映するとのことでめちゃ楽しみだった! フランスでは長く愛され続けられているアニメ作品らしい。音声はなく、アニメーションと音楽だけで展開。 …

世田谷公園の中心でラジオ体操

昨日、世田谷の朝の素晴らしさについて書いた。 6時半のラジオ体操の音楽が鳴り始めると、 噴水を囲い世田谷の住人たちがぞろぞろと集まってくる。 ラジオ体操が好きか?と聞かれたら、 YESと答えるだろう。 7時間眠ったままの体を、ぐーんとストレッチして…

世田谷の朝

ここ1ヶ月、太陽の光で目が覚め、顔を洗い、着替えて、ランニングする週間がつきました。 改めて朝はとても気持ちがいいものですね。 しーんとした静けさと少し肌寒い感じがとても好きです。 スズメの「ちゅんちゅん」という鳴き声を聞くと、なぜだか落ちつ…

2021年1月〜3月洋画邦画

1月から今日まで鑑賞した作品。 邦画がノマドランドしかない…。 邦画はまだ4月だけど、かなり面白いです。 ・ノマドランド かなりよかった。アカデミー賞有力作品。「See you down the road」キャンピングカーで生活している人たちが別れ際に使う言葉。「さ…

2020年の映画の振り返り

4月〜7月までは映画館には行かずステイホームで、 本を読む時間が増えた。 去年に比べて本数は少ないけど、 2020年の振り返り。・ジョジョラビット ・パラサイト ・イエスタディ ・1917命をかけた伝令 ・ナイブスアウト ・his ・Mellow ・サヨナラまでの30分…

9月の映画まとめ

『フェアウェル』 ガンを患う祖母に病気のことを悟られぬよう優しい嘘をつき、家族・親族大集合した日々を描く。家族や価値観・文化の違いを題材に扱うハートフルドラマ。 監督の事実に基づいた内容らしい。 中国の文化では、癌を患った人には癌であることを…

【映画】レイニーデイインニューヨーク

ウディアレンの新作。やっと観れた。梅雨時期に観る作品ですね。 雨の日のNYですれ違う恋模様と土壇場から始まる新たな出会い。各々の話が並行して進んでいくところは「ローマでアモーレ」ぽさを感じる。ジャズ音楽、どこを切り取っても絵になるNYの景色と構…

【小説】私たちが孤児だったころ/ こころ

1930年代のアヘン戦争時代、上海とロンドンを舞台に、10歳の頃に失踪した父と母を探すべく探偵になったクリストファーのお話。・クリストファーが、両親はまだ上海のどこかにいる、監禁されていると思い込みの激しさはちょっとシュール。戦争の憎さをいつか…

【小説】対岸の彼女

「ひとりでいるのが怖くなるようなたくさんの友達よりも、ひとりでいても怖くないと思わせてくれる何かと出会うことの方が、うんと大事な気が今になってするんだよね」このセリフぐっとくる。 同世代の友人たちに読んで欲しい作品。共感してくれたり、くだら…

【小説】流浪の月

本屋大賞作品。あらすじは詳しく公表されてないから多くは語らないけど、良作。なぜ話題になるかはなんとなくわかった。真実と事実は違うということに胸打たれるし、真実はこの主人公更紗と文しか知らない。新しい人間関係を描いた作品だった。恋じゃないの…

【小説】抱く女

「抱く女」 吉祥寺に通う直子が不意に出会ったドラマーに恋しのめり込んでいく青春物語であり、色々な人間関係を経て、自分の居場所を探し求める女性の物語。 70年代の女性の生き辛さを10代の直子のフィルターを通じて描く。 時代は違えどいつの時代も男性に…

【小説】グロテスク

初、桐野夏生作品。美貌で娼婦の妹をもつ平凡でブスな姉の独白物語。 女子校の悪意的な描写が素晴らしい。女子校のヒエラルキーを構成する要素は勉強、育ち、容姿…。都会のお嬢様学校はどこで入学するかでカーストが決まる。自分も女子校だったから共感する…

2019年のアカデミー賞会員を振り返って。

日本アカデミー賞協会会員に選ばれて、舞い上がっていた去年の2月。コロナさえなければ3月6日はアカデミー賞授賞式に参加していたんだけど…こればかりは仕方ない。ただ去年は会員として沢山の映画を観れたのと、協会員として映画界に貢献できたことはとても…

【リチャードジュエル】メディアの力は巨大

クリントイーストウッドの新作『リチャードジュエル』。 人間を一つ一つ丁寧に写し、観る人によってどう想わせるかなにを感じさせるかを委ねるところは安定のイーストウッドぽい。 今回、「権力を握る人は頭がおかしくなる」とリチャードを弁護する弁護士の…

【ベトナム紀行】ホーチミン

ハノイ→ホーチミン 約2時間半空港から20分くらい。戦争証跡博物館 敷地内には、戦争で実際に使った戦車や軍機、武器などが展示されている。 戦争の映像や被爆写真が展示されていて、中でも枯葉剤の影響を受けた奇形児の写真が衝撃的だった。 身体が繋がって…

【ベトナム紀行】ハロン湾

いつか絶対来たいと思っていたベトナムの世界遺産、念願のハロン湾。 訪れた日は天気に恵まれ、12月一番の快晴で ガイドブックに載っているまんまの美しさ。 壮大で潮風が吹いていてとても気持ちがよいものでした。 ティエンクエン洞窟に下船し、鍾乳洞へ。 …

 【ベトナム紀行】ハノイ

年末年始にかけてベトナムに行ってきた。 空港から40分ほどで市街に到着。 市街に近づくほどバイクや車の量が多くなる。 1日目は政治文化の中心地のハノイへ。 12月のハノイは日本の冬より少し暖かく 過ごしやすい季節。 街中がカオスだった。 ひっきりなし…