徒然日記

映画や小説の感想を紹介しながら、旅先や街歩きの情報も掲載。

【映画】5パーセントの奇跡~嘘から始まる素敵な人生~

ドイツ映画といえばアキ・カウリスマキ監督の作品が思い浮かんで、
年始に彼の新しい作品「希望のかなた」を観て、
難民問題のテーマの中に人の優しさがあってとても心に残っていた。
今回、「5パーセントの奇跡~嘘から始まる素敵な人生~」もドイツ映画で、
心温まる友情と周囲の人々の優しさに溢れていた内容で、
希望のかなた」と同じくらい記憶に残るいい作品だった…(涙)

95%の視力を失いながら「5つ星ホテルで働きたい」という夢を叶えるために
嘘をついて採用面接に合格して、視力のことを秘密にしながらホテルで働いた、サリアの実話を映画化。笑えて、男の友情に涙が出そうになる心温まるドラマ映画。

サリアの視力はぼやっとしたくらいでしか見えないから、
角にぶつけたり、転んだり、指きっちゃって血が出たりして、
まー見ていて痛々しい、胸が引き締められる、息止まる、ほんとに。
でもこれが視覚障害者の方にとってはよくあることなんだというのが分かる。


◼音楽のチョイスがすごい
実話をベースにしていることからも重たい感じの内容かなと思いきや、
オープニングから始まる音楽がとてもリズミカルでテンションが上がる。
淡々としているんだろうなと思っていたから、いい意味で裏切られた感。
シーンごとにR&B風、ポップなBGMや曲が流れて、
去年の公開された作品「ゲット・アウト」「ベイビードライバー」の一部シーンを思い出した。
映像とBGMを上手くリンクさせている。

◼映像
サリアが観ている光景をスクリーンそのまま写しているから、
2時間自分が目の病気になりながらホテルの見習いをしている感じ。
視界がはっきり見えなくて、私生活がこんなにも大変であることが
スクリーン越しで分かる。

ぼやける度に苛立ちを覚え、目を細めたり大きくしたりしていた。
ルーペ掲げるなら、メガネかけなよ!ってツッコみたくなっちゃうんだけど、
メガネをかけて視力良くなりました、というレベルではないんだということが分かる。

◼男の友情
サリアの友人であるマックスがサポートをする。
2人の出会いは、面接の時。マックスが遅刻して、ヤな奴そうだなと思っていたけど、
なかなかの良い奴だった。
面接に受かって研修中に、サリアの行動に異変に目の病気のことを知るんだけど、
バラさずにサリアの気持ちを受け止め、一緒にサポートするという。

サリアが躓いても、失敗しても、転んでも、手を差し伸べて"一緒に"合格を目指していくことろや、研修で習ったことの復習や練習に夜遅くまで付き合ってあげる、マックスの器の大きさに感動。
男の友情ってやつですかね。行動や顔、イケメンです。
ただ、女癖超悪いんですわ。(笑)

まとめると、目に負担を抱えながらも挑戦していく主人公サリアの行動に勇気もらえた。
コメディ感要素も多くて、ところどころ笑いがあって、
見といてよかった。
追体験している感じだから、サリアが身体をあちこち打つける度に、自分の身体も痛くなる。

【映画】希望のかなた

新年劇場1作目。
ドイツとフィンランドで製作された映画「希望のかなた
1発目にいい映画を観れて良かった@ユーロスペース渋谷
アキ・カウリスマキ監督すばらしい。
ル・アーヴルの靴みがき」以来だった、彼の作品を観たの。

内戦が続くシリアを逃れてきた青年のリカードは、途中で見失った妹を探しにフィンランドにたどり着く。
難民危機に遭い難民許可は却下され、差別や暴力にさらされる中で、
たまたまレストランを経営するビクストロムに逢い、彼の元で働くことになる。
ビクストロムもリカード同様に行き詰った人生をやり直そうとしていた。
人生の希望のひかりが指す瞬間が上手い具合いに描かれていて、
とてもあたたかい作品だった。

物語は淡々としていて
リカードとビクストロムの話がカットバックしながら進んでいく。
おそらくどこかのタイミングで2人は出会うんだろうなと思いながら観ていた。

シリアから逃げてきたリカードの部分でみると
難民問題、内戦など日本ではそんなに触れないテーマをわかりやすく描いている。
逃げてきた人間をなんでまた危険な場所だと分かりきってるのに帰還させてしまうんだろうなぁ。。。
シリア内戦による難民問題は、今も起こっている問題であって、
カーリドのように他国に逃げてきた人はたくさんいるこの現実が
普段こういった問題に触れない自分にとってはすごく身近な問題に感じた2時間だった。
難民問題の現実が少しでもわかるんじゃないかな。


ずっと重たい感じではなくて、ちょっとしたコメディ要素もあって
人と人が接することで生まれる「優しさ」「助け合い」「思いやり」があって
心があたたかくなる。

ビクストロムが経営するレストランのシーンはユーモア溢れていた。
レストランをリニューアルして日本料理にするんだけど、
これがドタバタの接客と日本料理だったのが印象に残る。
寿司や酒、手ぬぐいといった日本を象徴するアイテムから、接客まで日本文化を取り入れていた。

音楽の取り入れ方、話のテンポ、問題の取り入れ方が良かったなぁ〜
そして登場する犬がかわいい!

「希望」というのは周囲の人達の優しさや温かさ、助けといった積み重ねがあるから見えてくるものだと感じた。

難民問題の現実や残酷さといったちょっと重たいテーマの中に、
人の優しさや温かさの要素が詰まっていた98分間。

2017年下半期 映画ランキング

2017年下半期に鑑賞した作品を紹介。
下半期は洋画が多かった気がする。

黒人女性達がNASAで奮闘し、活躍していく実際にあった物語
「ドリーム」

エル・ファニング主演、想像以上にハードでパンクだった
パーティで女の子に話しかけるには

1992年の公開から25年、2作目が帰ってきた
ブレード・ランナー2049」

サスペンスでホラーだけど人種とは何かを考えさせられた
ゲット・アウト

物凄く印象に残っている。

邦画だと

舞台を観ているような感覚になった
泥棒役者

90年代の恋愛漫画のバイブルを実写化した
南瓜とマヨネーズ


点数0〜100点はつけにくいため、★5段階で評価!
あくまでも個人の評価です。

★★★★★  最高!おすすめしたい!( 個人的に考え深い)
★★★★  良かった!楽しめた!(基本面白い、おすすめ)
★★★  普通。DVDでいいかな( 平均値 )
★★  うーん、イマイチ。 ( 個人のフィーリングによるのかもしれないね )
★  観て損した…m(_ _)m( 中々★1はつけないと思う)

◯は劇場にて

=====

1.シェフ ★★★★★

◯2.22年目の告白 ★★★☆☆

3.幸せのはじまりは ★★★☆☆

4.マイ・マザー ★★★★★

5.マジックインムーンライト ★★★☆☆

6.胸騒ぎの恋人  ★★★★☆

7.わたしはロランス  ★★★★☆

8.ヘルタースケルター  ★★★☆☆

9.スクールオブロック  ★★★★★

10.シンプルシナモン  ★★☆☆☆

11.イエスマン  ★★★☆☆

12.マダム・イン・ニューヨーク ★★★★★

13.アヒルと鴨のコインロッカー ★★★★☆

◯14.ジョジョの奇妙な冒険 ★☆☆☆☆

15.わたしを離さないで ★★★★☆

16.ミラクルニール ★★☆☆☆

17.人生万歳 ★★★★☆

18.ふがいない僕は空を見た ★★★☆☆

19.ヴィンセントが教えてくれたこと ★★★★☆

◯20.BABY DRIVER  ★★★★☆

21.はじまりのうた ★★★★☆

22.EDEN ★★★★☆

23.アデルブルーは熱い色 ★★★★☆

24.たかが世界の終わり ★★★★☆

25.nice guy ★★★☆☆

26.幸せなひとりぼっち ★★★★☆

27.ダーティグランパ ★★★☆☆

〇28.奥田民生になりたいボーイと出逢う男すべてを狂わせるガール ★★★☆☆

〇29.ダンケルク ★★★★☆

30.そんな彼なら捨てちゃえば ★★★☆☆

○31.ボブという名の猫 ★★★★☆

32.モネ・ゲーム ★★★☆☆

33.荒野は辛いよ ★★☆☆☆

34.サンキュー・スモーキング ★★★☆☆

35.マーリー世界一おバカな犬がおしえてくれたこと ★★★★☆

36.ブルージャスミン ★★★★☆

37.砂時計 ★★★☆☆

〇38.亜人 ★★★☆☆

39.僕のワンダフルライフ ★★★☆☆

〇40.君の膵臓を食べたい ★★★★☆

41.そして父になる ★★★☆☆

42.パックマン ★★★☆☆

〇43.バリーシール ★★★☆☆

〇44.斉木楠雄の災難 ★★☆☆☆

〇45.女神の見えざる手 ★★★★☆

〇46.ゴッホ ★★★★★

〇47.ゲットアウト ★★★★☆

◯48.ギフテッド ★★★★☆

〇49.ブレードランナー ★★★★☆

50.インディージョーンズ2 ★★★★☆

51.インディージョーンズ3 ★★★★☆

◯52.泥棒役者 ★★★★★

53.ジーサンズ ★★★★☆

54.トイレのピエタ ★★★☆☆

55.ステキな金縛り ★★★☆☆

◯56.南瓜とマヨネーズ ★★★★☆ 

57.ウォールフラワー ★★★★☆

58.サバイバルファミリー ★★☆☆☆

59.僕と世界の方程式 ★★★☆☆

60.はじまりへの旅 ★★★★★

61.ALWAYS三丁目の夕日’64 ★★★★★

62.ノッティングヒルの恋人 ★★★★★

◯63.パーティーで女の子に話しかけるには ★★★★☆

◯64.ラストレシピ 麒麟の舌の記憶 ★★★★☆

◯65.オリエント急行殺人事件 ★★★★☆

◯66.ドリーム ★★★★★

67.海賊とよばれた男 ★★★★☆

 68.ニューイヤーズ・イブ ★★★★★

70.愛のむきだし ★★★★★

71.有頂天ホテル ★★★☆☆

◯72.スパイダーマン ホームカミング ★★★★☆

73.デイアフタートゥモロー  ★★★☆☆

◯74.勝手にふるえてろ  ★★★★☆

◯75.ボーイミーツガール  ★★★★☆

76.スノーデン  ★★★★☆

77.雨の日には会えない、晴れた日は君を思う ★★★☆☆

78.たかが世界の終わり  ★★★★★

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*邦画編
邦画で評価が高いのが松岡茉優ちゃんが主演している

勝手にふるえてろ

furuetero-movie.com

これは、「モテキ」の女版を観ているような感じだった。
恋愛経験のないヨシカは脳内で恋している中学の同級生・「イチ」がいて、突然
職場の同期・「二」に告白され、ヨシカはどうするのか、恋愛のハラハラ感、ワクワク感が詰まっている。
こじらせ女子というのか、男性に素直な自分をさらけ出せない歯がゆさにすごく共感できたり。
不器用ながら振り向いてもらうために頑張っている姿や心理が
ヨシカを演じる松岡茉優の演技を通じて見せてくれた。コメディ要素も詰まっているからクスッと笑える。片桐はいりに注目。


コメディで言うと、関ジャニ∞丸山くんが主演の泥棒役者
dorobou-yakusha.jp
始終笑いっぱなし、映画でハンカチで涙拭うほど笑い泣きしたのは初めて。
登場人物が持つ「過去の失敗や後悔」が物語のテーマとして描かれている。失敗や後悔の向き合い方、逃げずにどうやって乗り越えていくのかを考えさせられる。人間愛にあふれ、心がホッと温かくなり、優しくなれる、西田監督のユーモア溢れる作品。

エンドロールには西田監督の代表作に出演していた、大物俳優と女優の2人がカメオ出演していた。

2008年の作品で、
愛のむきだし
『愛のむきだし』のあらすじ・豆知識・キャスト【園子温監督の傑作】 | ciatr[シアター]
観たあとの虚無感、爽快感がすごかった。
なんでもっと早く観なかったのだろうと思った。
愛、家族、宗教がテーマになっていて、4時間ある映画なのに苦痛に感じなくて
あっという間に終わってしまった。
時計じかけのオレンジ」を鑑賞した気分になった。

 
*洋画編
「ドリーム」www.foxmovies-jp.com

黒人人種差別が激しい、女性の社会進出の事例がないアメリカの60年代、
NASAの職員として大きな貢献をしていた黒人女性の奮闘物語。
差別と戦いながら、自分のため、家族のため、そしてアメリカのために、
厳しい環境に置かれていながらも自分の仕事に誇りを持って働く姿は、
とってもかっこよかった。
時代を変えていくヒーローというのは、前例を作っていく人なんだと思う。

 「オリエント急行殺人事件
www.foxmovies-jp.com

アガサ・クリスティの名作ミステリー、
74年に映画化され、リメイクされて帰ってきた。
列車が出発するときのターミナル駅は旅に出る楽しみが伝わってきたり、
列車が走っている時に映し出される光景はとても綺麗。
古き良き時代の優雅な鉄道の旅の様子や、美しい光景が見られて旅行体験を味わえるのが一つの醍醐味。イスタンブールから列車が発車する前に主人公ポアロが車両間を移動するところを、窓の外から撮影したシーンが、旅に出るワクワク感を感じさせてくれて印象に残っている。

若き監督グザヴィエ・ドランの作品「たかが世界の終わり」

gaga.ne.jp

衝撃的だった。家の中だけで家族の会話と口論が繰り広げられ、淡々と話が進んでいく。
主人公が発する言葉は少ないけど、その周りの家族の会話から物語が成り立っていく。
家族だけども埋められない距離と時間があって、
こんな苦しい?家族のあり方があるんだと思うと少し悲しくなる。
最後のシーンは不思議と涙がこぼれた。

ドラン作品は全作観た。「アデルブルーは熱い色」
も良かったなぁ。女の子同士惹かれ合う物語。激しく鮮烈な、フランス映画。

スウェーデン映画の「幸せなひとりぼっち」
偏屈なおじいちゃんが周りの人々とか変わっていくことで、心を開いていくハートフル映画。

ゴッホの死の真相に迫ったストーリーを動く油絵で映像化した 「ゴッホ 最後の手紙」
現在と過去の進行がすごくわかりやすく、画面の力がすごくて不思議。アート体験ができた。

 
2018年の気になる作品
キングスマン 
続編楽しみ、ハリー、マーリン、エグジーのかっこ良さに注目したい。
kingsman-movie.jp

*アバウト・レイ16歳の決断 
試写会申し込んでいる。トランスジェンダーのお話
aboutray16-eiga.com

*GREATEST SHOWMAN
ラ・ラ・ランドのスタッフが製作、ミュージカル映画
観れるならDOLBY ATMOSで観たい。
www.foxmovies-jp.com


*Call Me by your Name
イタリア映画、こちらLGBTの純愛映画らしい。
ciatr.jp

ジュラシック・ワールド炎の王国
www.jurassicworld.jp

嘘を愛する女
高橋一生長澤まさみが主演。高橋一生が楽しみ。
usoai.jp

*コードブルー
昨年のドラマも最高だった。映画で完結するのかな。
ciatr.jp


*空飛ぶタイヤ
池井戸潤さんの作品!本を読んだ。
soratobu-movie.jp
 
*ミッション・インポッシブル6
トム・クルーズ!!
6の撮影中に怪我したらしいね。ミッションシリーズは4のゴースト・プロトコル
今のところNO.1。
地球上で最も高いビル、ドバイのブルジュ・ハリファの最上階からダイブするシーン、
CGじゃなくて実際に命綱つけて撮影したとのことでアクションとしては傑作だった。
ciatr.jp
 
あとは、スリービルボードペンタゴンペーパーズ、ロンドン人生、ビックシックなどなど…

今年も良い作品に出会えますように。
プラダを着た悪魔」「幸せになるための27のドレス」「マイインターン
など働く女性をテーマにした映画をみたいな。



▼2017年上半期
2017上半期映画ランキング - 徒然日記

CDJ1718

2017年も16年に続いてCDJで年越ししてきた。

2018年は戌年だから、思い切って柴犬のTシャツを購入。

食べては鑑賞して、休憩しては食べて鑑賞して。。

もうオール無理だ。
鳥居のフォト⛩1時間近く並んだ。
立派なもんだ。


2016年の時は会場に入ると、カウントダウンの時間標識が大きく飾ってあったんだけど、2017年はそれが見当たらなくてちょっと残念だった。
これインパクトあったんだよね〜。



当日のタイムテーブルはこちら。


また印象に残ったことを書き残す。


「ゆとりですがなにか。」のオープニング曲を歌った感覚ピエロを生でみるのは初めてで。
「拝啓いつかの君へ」www.youtube.com
の曲が好きなのと、ボーカルの横山さんが実は同い年だから
ちょっと気になっていた。

曲の盛り上げ方、会場を一体化させる誘導の仕方がうまいなぁ〜と観ながら思った。
観客、会場がヒートアップして盛り上がっている中で、ツアー情報や2018年の抱負を話していて、
予定が合えば、行ってみたいなぁと思える、そんな30分間だった。
ボーカルの横山さんの話し方が上手く、短時間で伝えないといけないことがまとまっている。

知らない曲でも周りに置いていかれず付いていけたから楽しかった。
機会があればライブに行ってみたい。
観客を置いてけぼりにしないように盛り上げてくれたから、とっても楽しかった。
同い年だからこそ、音楽の道で頑張って欲しいな。


クリープハイプ
生のパフォーマンス観るごとに好き度がましていく。
「オレンジ」「イノチミジカシコイセヨオトメ」を歌ってくれたからハッピー!
尾崎世界観の著書「祐介」を読んで、下積み10年の怒りや苦しみとかが
歌詞に反映されているんだなと感じた。
印象的なのは、 パフォーマンス終わった後、
前に出て10〜15秒ほど深くお辞儀をしている。
それが目に焼き付けられて、もっと好きになる。
J-WAVEで放送中のラジオ番組「SPARK」
月曜が尾崎さん担当でラジオは独特な世界観があって聴いていて楽しい。
毎週送りつけている私のメッセージいつか読んで欲しい。笑

カウントダウンで年越しを一緒にしたのは[Alexandros]でした。1番のお目当てだった。若い層が多かったなー!

ドロスの前に演奏したサンボマスターは世に知れ渡っている馴染みある曲が多いから、老若男女問わず盛り上がってた印象があった。

最後いつも撮影してくれるサンボの山口さん。




CDJ おふざけコンテンツ。
ストーム・トルーパーと戦い、瑛子を守ろうとして闘ったんだけど守りきれず他界。

フォトスポットも毎年変わる。去年はゴジラ
楽しいね。
スターウォーズイヤーでした。
私のブログに何度も出てきてくれる瑛子ちゃんありがとう(●^o^●)

就活前に思いや気づきを綴ろうとして始めたブログ、かれこれ5年の月日が経ち、ぼちぼち続いてます。2018年も自分なりに考えて、拙い言葉で綴っていけたら。

ラジオDJ秀島史香さんが醸し出すいい空気感と滲み出る人間性

雜誌「ダ・ヴィンチ」が書籍特集をしていて、ランキングの中に
ラジオDJ・秀島史香さんの新書「いい空気を一瞬でつくる」が目に止まった。
現在、FMyokohamaやNHKの英会話ラジオに出演している。

駆け出しの頃はFM802深夜3〜6時の番組を担当していたことを初めて知った。
大学時代からDJとして活躍されていて、すごい方という印象があった。

本読んでみるといろんな苦い経験されてきて、
いざマイクの前に座ると緊張したり
プロのDJでも自信がなかったり失敗で落ち込んだりすることがあるのか!
と同じ人間なんだなぁと勝手に親近感を覚えながら読んだ。



ラジオの仕事エピソードを中心に、エッセイ感覚で楽しめる。
ラジオの裏側のことも書かれたりしていて、
現場を知っている人なら共感したり、なるほどなぁと思えたり。


役者やアーティストといった多くのゲストを呼ぶ収録前には、必ず基礎情報をインプットをした後の
話題のストック作りの部分が体験談を元に書かれていて面白い。
NYで音楽生活を数年送っていたアーティストを例にして、NYというイメージワードを抜き出していく。
「リラックスする場所といえば、セントラルパーク」
「NYの働く女性を象徴する映画といえばプラダを着た悪魔
とNYでの生活も取り入れながら関連する内容を用意している。
話していく中で使えそうなワードを広い、連想し、内容を一緒に作っていく。
相手に気持ちよく喋ってもらうための話題提供、秀島さんの「おもてなし」が良く分かる。

会話でネタになりそうなことはメモは、出来事だけでなく五感で感じたことをセットで記入しているとのこと。
何かの本で、旅行の記憶は景色、食べ物、建物などは記憶は感動して記憶に残り誰かに伝えたくなるが、
それ以上に、
旅行先でのヒヤリとした体験、まずい料理は、旅行ネタとして盛り上がるから、あったことはメモをしておきましょう!
といったニュアンスの本を読んだことがある。

3週間だけNY生活を送り、友人のプチお別れパーティをするためにCHINATOWNの中華料理屋にいった。
8ドル(おそらく1000円)くらいの海鮮ラーメンを注文。

冷凍食品っぽい海鮮をボイルし、塩ラーメンにの上に乗せた感じ。
なぜか麺は伸びきって、海鮮のイカは噛み切れず、味も薄かったためテーブルにあった塩と胡椒をかけまくって食べた。
そのことは日記に書いてはいたけど、店の雰囲気、スープの味は薄いけどコンソメ風だった?とか、
そこまでは覚えていないから、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚まで残せたら、
振り返った時に「あ、あのとき...!」てなるかもね。

・雲ひとつない青い空
・電車を逃さないように階段をダッシュで駆け上がる時のヒールの音
・厚着をしても肌にしみる風の冷たさ
・カフェでのむコーヒーの味
・通りすがりのイケメンお兄さんのいい香り
とか。


自己紹介ネタも楽しい会話にしていくための一つだなぁと。
「人と人が出会うときの大切な接点は、名前」であると、
秀島さんの名前、”史香”をネタにしたテクニックを紹介していて、名前の由来から性格さが見えてくる内容で
面白い方だなぁという印象を持った。

人前で話すようの自己紹介なんて、
就活で用意した超絶まじめな30秒、1分、3分の記憶が残っている。

忘年会前に顔合わせ時間を設けて頂いたのだが、
各々、3分程度の自己紹介をパワーポイントを用意してきてくれたのだ。
生まれ、学生の頃に所属していた部活、バイト、現在のこと、趣味…と
わかりやすくまとめていて、ネタがあって、なんで自分用意してこなかったんだ・・・とちょっと後悔した。
自己紹介があったことで飲み会のときに気になった話ができて
いい時間になった。

「初対面は二度とやってこない」という言葉がぐっときた。

「人生のテーマは”道を聞かれる人になる”」
「好印象は0.1秒」
「トホホ経験」
など、コミュニケーションだけでなく人との接し方や客観的物事を見る見方などが学べる読みやすかった。

身の回りにはいつも小さな気付きがで溢れている。
試行錯誤を繰り返す中で、秀島さんの”いい空気”が創られたんだと思う。

秀島さんの人柄、あたたかさ、ハッピーオーラが伝わってきた。
仕事上で取り入れたいと思えるポイントがあるから、
参考にしてみよう。

2017年一番良かった《映画・ドラマ・アニメ》

下半期映画ランキングを少しづつ書いているところで、
いい映画に出会い笑って涙した年だった。。。


#2017年一番良かった《映画・ドラマ・アニメ》

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★2017年1番良かった映画
これッ!というのが決めれないため、
洋画と邦画を勝手に分ける。
・洋画
迷う。
Trainspotting」80年代に公開された1作目から20年の月日が流れ、見た目はおっさんで心は昔のままのおっさんたちに青春を感じた。
「カフェ・ソサエティ」大好きなウッディ・アレン監督の作品を久しぶりにスクリーンで観れて満足。華やかな30年代に繰り広げられる人間模様やあこがれ、夢を追いかける少年の気持ちにぐっときた。
「ギフテッド」も滑り込みで終わる寸前に観て、家族愛溢れた作品で涙した。

「ドリーム」
アメリカの60年代、女性が働いて地位を築くのが難しく人種差別が激しい時代に、
ロケットを飛ばすために黒人女性3人が偉業を成し遂げていたという実話物語。
時代を変えていくヒーローというのは、
前例を作っていく人、努力してもくもくと打ち込む人なんだなって思えた。
黒人専用のトイレを使わないといけないため、片道40分のトイレまで走り戻ってくるとかね、いろんな差別環境があるなかで、
理不尽なことから逃げずに乗り越える方法を考え、自分の夢を実現しようとする前向きな姿勢に元気をもらえた。
いや、もうカッコイイ!です。

・邦画
邦画もいろいろとあって「3月のライオン」漫画原作として前編後編と綺麗にまとまっていて将棋の熱い闘いに
涙した。神木くんが個人的に好きで。宗谷冬司役の加瀬亮さんが個人的にはぐっときました。
コメディだったら来年舞台化される「泥棒役者」も笑い泣きした作品。ただ面白いだけじゃなくて、
過去の失敗を乗り越えるためにどうするのか、大切なものはなにかと主人公の行動から心情の変化が描かれていて良かった。

総合的にベストといえば、
「夜空はいつでも最高密度の青色だ」
工場現場で働く非正規雇用の慎二と田舎から上京し昼間は看護師として働き夜はガールズバーとして働く美香。
東京で生きづらさを抱えた若者を描いた作品。
田舎から上京してきて一人暮らしを経験したからこそ共感できるところがあった。

東京で何のために生きているのか...を考えさせられる。
渋谷、新宿ときゃぴきゃぴとした若者の活気で溢れている街に憧れて都内に上京してきた頃を思い出した。
都会のせかせかした生活や一分一秒と何かに追われる都会の息苦しさを主人公の行動や発言見る景色からで表現されている。

渋谷の街になびく風や車の音、居酒屋でお酒を飲みながら交わす言葉、日常生活に溢れているもの、ことがリアルで鮮明に描かれていて、
映画を観終わった後、今大切にしていることってなんだっけ?って振り返った。映画館を出たあとの新宿の街が
いつもより輝いて見えて、今私がたっているところが東京なんだって。
中学の頃に渋谷や新宿に憧れを抱いていた自分が、まさか10年後東京で働いているなんて想像もしていなかった。
都会の空気に染まったなぁ...。切なくもなったけども、”ここで”生きていかなきゃって思えた。


★2017年良かったドラマ
「先に生まれただけの僕」
学園ドラマかと思って観ていた、これよかった。
商社マンの主人公成海さんが高校に出向を言い渡され校長を務め学校を立て直していくというお話。
ドラマの意味がね、最後の最後で自分なりに解釈したというか。校長の成海が生徒に
「校長だから偉いってわけじゃなくて、みんなより先に生まれただけで、もがいたり悩んだりしている。大人になるにつれて同じように感じることがあるから、頑張って乗り越えてほしい」といったことを言っていて、
生徒の背中を押す応援メッセージなんだなって。
モンペア、教え方、働き方問題といったリアルな現状を取り入れていて、
社会人を経験している鳴海校長の葛藤や挫折もに共感できるところがあったり。

社会の厳しさ、現実を社会人を経験した校長から伝えられることが多くて、
観ていて新鮮だった。
大学のその先に社会がある。
社会で通用する人間になるために、今を生きて欲しいというのがテーマとしてあったんじゃないかしら。

以上。

上半期のランキングはこちら
chihalun-lun.hatenablog.com

【映画】ギフテッド

【心にじんわりと家族の愛のあたたかさが残る作品。】

 亡くなった姉の約束を守るために、数学の才能を持つメアリーと一緒に過ごすフランク。英才教育を受けさせたいフランクの母が現れ、親権問題をめぐりフランクとメアリーはどうなるのか。

 

親権問題って環境や収入、いろんなパターンがあったりして複雑なんだろうけど、子供のためを思ったらどっちが良いのか、を考えちゃうんだろうな。
フランクの仕事や生活を見ると、メアリーの人生は英才教育受けた方が彼女の今後のためにもいいのじゃないかって思ったけども、愛に勝るものってないんだなってメアリーから感じた。
愛、信頼関係があればどんな困難も乗り越えて行くであろうと思う。


才能が与えられた人間は何かを失ってまで偉業を成し遂げるために人生を捧ぐか、それとも普通の道を歩むべきか。

最終的には物事って大人が決めちゃうんだろうけど、その時の子供の意見や感情をちゃんと聞いてあげる、理解できる大人でありたいと思った。


親子ではない2人の絆に自然と涙が溢れた作品だった。