徒然日記

ふと感じた四季折々のこと、本のこと、街のこと

#好きな映画を雑に説明する

11月27日Twitter
「#好きな映画を雑に説明する」がトレンド入りしていて
ユーザーのコメントを見ていて楽しかったので何作品か雑に説明してみたい。


①年末のホテルでてんやわんや

②おっさん2人の職業訓練

③ツッコミとボケ

④教習所の夏恋物語

⑤イケメンザックエフロンの17歳の頃

1920年のパリへタイムスリップ

⑦黄色いヘルメットをかぶった宇宙人

⑧クマの物語

⑨3人の老人の強盗

⑩セックス・ドラッグ・ロック・アルコール=おバカ


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①THE有頂天ホテル
三谷幸喜さんの作品。年末のホテルで繰り広げられるドタバタコメディ。
そろそろ観たくなる時期になりましたね。

インターンシップ
オーウェン・ウィルソンヴィンス・ヴォーンが出演。30歳の2人がGoogleインターンシップに応募。
グーグル社すごいな〜、見学しにいきたくなる。コミカルな演技と内容に笑える。

③セトウツミ
漫画原作を映画化にした映画。
菅田将暉池松壮亮が主演。トークだけで90分繰り広げられる。
今深夜でドラマで放送中。

森山中教習所
夏に観たくなるんだよ〜
マイペースな大学生と高校中退のヤクザがひょんなところから出会い、教習所で描かれる恋物語
野村周平くんが演じるちょっとお馬鹿な役にクスッとする。恋人役の岸井ゆきのちゃんの純粋さがかわいくて。

セブンティーン・アゲイン
ザック・エフロンが17歳に戻って後悔したことをやり直すって話だったけな。
自分が17歳に戻れるんだったら何するかな。
17歳はニュージーランドに留学してたや。好きな人に想いをちゃんと言って、帰国したかったな。

ミッドナイト・イン・パリ
ウッディ・アレンの作品。
パリの街並みが綺麗で。
大学の頃に観て、パリの街並みに感動した。個人的にオーウェン・ウィルソンが好きで。
ここからウッディ・アレンの作品が好きになったかな。ワインが飲みたくなる。

⑦PK
インド映画ね。3時間もの。
ブログにも紹介しているけど、宗教、人間、強さとは何?を問いかけてくれる。
笑えて泣けて考えさせてくれるから評価高い。

パディントン
吹き替えは松坂桃李くん。
2018年1月に2作目が公開ですね。
paddington-movie.jp
家族連れでぜひ。

⑨ジーサンズ
ついこの前みた。
キャストが豪華。ただ強盗するんじゃなくて、意味があって心温まる。

ハングオーバー シリーズ
あ〜これはもう嫌なことがあったときみ観たら、吹っ切れる。
だれかが記憶を無くして、問題に巻き込まれる。
2とか撮影のためにスチュを演じたエド・ヘルムズは歯を抜いて撮影していたはず。


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ざっくりと説明。
「#好きな映画を雑に説明する」
簡単にタイトルを言い換えただけだ笑

【映画】ステキな金縛り

三谷幸喜さんの作品の中では、1番笑ったかも。】

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日本のウッディ・アレンと思っている。
頭空っぽにして楽しめる作品。
深津絵里さんが演じる初々しい弁護士の役がかわいい。
阿部寛のタップダンス笑える。
西田敏行さんの役あるからコミカルさが出ている気がする。
深津絵里さんのお父さん役で草なぎ剛に、笑いが。

 

 

三谷幸喜の作品

ギャラクシー街道

・THE有頂天ホテル

犬神家の一族

をパッ思い出す。

年末までもう少し。

有頂天ホテルはオススメかも。

年末、ホテルで次から次へとストーリーが繰り返されるドタバタコメディ。話も明快で後半はスカッとする。これまたキャストが豪華。

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辛かったこと大変だったことを振り返り、スカッと気分を上げてくれる作品で年内締めて見てはいかがでしょう!

【映画】サバイバルファミリー

【電気が使えない生活を超えて見えてくる家族愛】★★★☆☆
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監督:矢口史靖
製作国:日本
ジャンル:ドラマ
収録時間:117分
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実際に電気が使えなくなったらた困るどころじゃないなと思いながら見ていた。
1日2日くらいいだったら、電気がなくても乗り越えられるとは思うけど、
本作品ではすんなスパンじゃないから、必死で生きていく大変さが伝わってきた。

サラリーマンである父、簡単な料理ですませている(であろう)母、大学生の息子、スマホ依存の女子高生の東京で暮らす4人家族の生活が、電気が使えないことで大きく変化。西日本では電気が使えるとのことで、母の実家である鹿児島に自転車で行くことに。


急に電気が使えなくなったとしたら、
電気の代わりになるロウソクやライト、家にちゃんと置いてあるだろうか。
観始めるとツッコみたくなるところはあるんだけども、置いておいて。矢口監督だからコミカルに描かれているから
笑えて楽しめる。(スウィングガールズウォーターボーイズの監督)
エレベーターが使えない、電車も動かない、洗濯は回せない、連絡手段がない、白いご飯は炊飯器を使わない炊き方、
スーパーのレジも使えず電卓計算...

今の快適な生活からしてみると、もう原始人生活にしかみえない。

街の明かりが無いからこそ見える夜空の星の綺麗さには感動した。
東日本大震災のときも街中の電気を節電していたころは、渋谷の空にも綺麗と感じられたのかな。


震災
でおきたサバイバルな状況では、物の価値が大きく変わる。
生きていく上では、食べ物と水が必要で、
人間の欲というのがわかりやすく描かれている。
お金と水では交換してくれないのが現実なんだと

サバイバルな環境から田舎のおじちゃんに助けられ
用意された食事に涙を流して食事するシーンに感動する。
いつでも食べ物があることの感謝、忘れていた。

最終的には元の生活に復帰はできるようになり、
家族の変化があることが大きかったかと思う。
母は料理が家庭的になって、
父は自転車通学で会社に...と
矢口監督らしい登場人物の変化にも注目できる。

サバイバル生活に出てくる、豚のスペアリブが美味しそうなの。
女子高生を演じた女の子は、あれ?と思ったら葵わかなちゃんだった。
NHK朝ドラのわろてんかの主人公。
このギャルっぽい役もはまってるなぁ。

家族で観たら、震災や災害の準備に向けて家族会議をしたくなるだろう。

ある程度の現金は持っておくこと、バッテリーの予備は満タンにして保管、電池は用意しておく、
自転車は1台もっておこう!

【映画】ブレードランナー2024

SF映画の金字塔、近未来都市はもうすぐそこかもしれない。】★★★★☆


1作目が公開されたのは私が生まれた1992年。
それから25年たった今、
前作から30年後の世界を描いた続編になっている。

1作目の記憶が薄れている状態で鑑賞。
1を復習していたらもっと楽しめたのかなと思ったけど素晴らしい作品だった。


舞台は2049年のカリフォルニア。ライアン・ゴズリングが演じる“ブレードランナ ー”のK(※人間社会に紛れ込んでいる、労働用の人造人間“レプリカント”を処分する役目の捜査官)。Kは重要な秘密にたどり着き、1作目で主演を務めたデッカードハリソン・フォード)の行方を追う。

1作目では、デッカードの恋人レプリカントの秘書レイチェルとの逃亡で話は終わったが、本作ではその2人の行方がどうなったのかも描かれている。

日本をはじめアジア文化が取り入れられている未来都市の実現のすごさ。
1作目でも日本の看板や広告がフィーチャーされている。
監督のリドリー・スコットが来日したときに訪れた新宿・歌舞伎町の街並みが忘れられず、
近未来の街を描いたのだとか。


環境は破壊され、貧困と病気が繁茂し、テクノロジーは発展し続け、荒廃した街並みや技術が発展して空飛ぶ車やビル並の電子広告をみて、何十年後、何百年後にはこの世界が実現しているのか...と思うと少し怖くなった。
描かれる近未来の街並みにでは、SONYの看板が目につく。笑
広大な砂漠に雪原、スモッグに覆われた町、謎めいた世界はとにかく綺麗だった。

今回、六本木のIMAXで鑑賞。
ざわつくノイズ、キーンと響く高い音や効果音、
心臓にまで響き、鑑賞し終わった後も余韻が残っていた。
あとは大スクリーンで観ることが
ブレード・ランナーをより楽しめるところ。
近未来都市や広大な場所を車で飛び回る。
空から地上に落ちていくシーンは、
一つのアトラクションに乗っているような浮遊感を味わえる。

主演にライアン・ゴズリングを抜擢したのは正解だったと思う。
ハマり役。自然な演技と吸い込まれる目と表情。
物語の中で、真実を追求していく中で特別な記憶を思い出し、彼が流す涙を見にもらい泣きしそうになる。

ハリソン・フォードが出てきた瞬間、
心が踊った。歳をとってもかっこいい。

”K”(ライアン・ゴズリング)とホログラフの恋人を演じるた”ジョイ”(アナ・デ・アルマス)が身体をシンクロさせるラブシーンがあるのだが、
編集に1年かかってしまうくらいの労力と時間を使ったそうだ。

また何十年後の舞台設定して映画化されるのだろうか。
3時間...長丁場、集中した。
具現化が難しいが、”人間とは何か”を考えさせれる。

この作品を鑑賞できる時代に生まれてよかった。

【映画】はじまりへの旅

森の中、自給自足で生きる家族。普通ってなんだろう。


色んな映画を観て、”考えさせられた!””いい映画だった””良かったなぁ”と思える作品は沢山あるんだけど、
観終わってああだこうだより、普通ってなんだろう...と真っ先に自分に問いかけた。
こんなに素敵な映画、もっと宣伝すればいいのに!
たしか都内でも一部の映画館でしか上映してなかったはず。。

この映画に出てくる子供達は学校に通うことなく自給自足の生活を送っている。
父・ベンの教育により、アスリート並みの体力と精神力がある子供達は、
今私達が生きている時代で必要となっているITの便利さを知らず、自然に触れ合いながら生きている。
ある日、母レスリーの死をきっかけに、母の願いを叶えるために車で旅に出る。




自然で生活すること、一見楽しそうにみえたのは日常社会に疲れているからかなと思ってしまった。
外の世界を知らず、生きていく術を身に着けている子供たちは、
とてもたくましく見えた。
子どもたちの中には、
学校に通ってないのに有名大学全て合格、
本だけで合衆国憲法の中身を理解、
6ヶ国語喋れてしまっていたり、
父の教え方が上手なんだろうか、学ぶことに対する彼らの向上心が高いのか。

学校にいかなくたって、学校の教科書で習うことは、本や教科書を最低限読めば吸収できる。
しかし、外の世界に出た瞬間、彼らは変わった目で見られる。
周囲との付き合い方、言動、行動。
親が子供に教えることは限界があるんじゃないかと感じた。
人は幼稚園→小学校→中学校→高校・・・と学校に生き、
人との接し方や社会のルールというのを知っていく。
規則というものを教えても、
集団の中で行動をして、分かっていくものだと。

”普通”ってなんだろう。
幸せの定義とはなんだろう。

学校を卒業して、会社に就職して、家を買って、子供を産んで、たまには旅行に行って...
とか敷かれた線路に沿うことが普通なのかもしれない。

生きてきた環境、感じ方、親の教育で、人それぞれが思う”普通”は違うんだなと感じた。

普遍的なテーマが詰まっていて、思ったことを伝えるのが難しいんだけど
家族の愛に溢れた映画。
一見の価値あり。

【映画】ジーサンズ

【年老いても人生を謳歌しているおじちゃま達の強盗物語】


96分の時間でテンポ良くクスッと笑えて
ハチャメチャすぎるシーンもあって、楽しめる。
おじいちゃんたちに癒やされるなぁー!

モーガン・フリーマンが演じるウィリー
マイケル・ケインが演じるジョー
アラン・アーキングが演じるアルの3人は年金暮らしを送っていたが、
銀行の合併によって年金を止められてしまう。今までの生活を維持するため、
家族を守るため、銀行のお金を盗む計画を企てる。

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安定のモーガン・フリーマンを観て安心する。
2016、2017年は「グランド・イリュージョン」「ダンケルク」にも出演している
マイケル・ケインもまた違った役柄で楽しませてくれる。
老いてもこの3人のように集まって、
たわいない会話をする日常の些細な幸せ…
年月が経っても変わらない彼らの交友関係には憧れる。


邦題がちょっとださい感あったけど。
英語だとGoing in styleだからもうちょっとカッコイイネーミングセンスだったら
いいのに〜って思ったの。

本番の銀行強盗に入る前にスーパーマーケットで商品を盗んで
ドタバタで逃げようとして、近くにいたお婆ちゃんの電動カードを盗んで
ジョーがウィリーをカゴに乗させるシーン。

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まさに「E.T」を再現。
観ていて微笑ましい。

そして、バックトゥーザフューチャーのドク博士を演じた
クリストファーロイドが出演。
バックトゥーザフューチャーを思い出す。

自分たちの生活、大切な家族を守るために必死で戦う姿が
まぬけでかわいらしく、応援してしまう。







観終わって思うこと、歳をとっても彼らみたいに陽気で前向きでありたい。
そんな友人・親友たちが側にいたら、人生万歳だなと。
私の両親もそんなふうであって欲しいなと思った。

【映画】泥棒役者

次々と繰り広げられるドタバタストーリー、これぞ笑って泣けるエンターテイメント映画。

2時間スクリーンに映し出される映像を観ていたのに、生の舞台を鑑賞した気分になった。
ただ笑えるだけでなく、登場人物が持つ「過去の失敗や後悔」が物語のテーマとして描かれている。失敗や後悔の向き合い方、逃げずにどうやって乗り越えていくのかを考えさせられる。
人間愛にあふれ、心がホッと温かくなり、優しくなれる、西田監督のユーモア溢れる作品。

あらすじ
町工場で働く主人公はじめは、昔の友人に脅されて仕方なく一軒家の豪邸に入る。元・泥棒でもあるはじめが入った家は絵本作家の豪邸であった。次々と訪問者が現れ、
自分の正体を隠すために、何役も演じるはめに…。


豪華俳優陣たちの演技は役にハマっていたと思う。
絵本作家、前園俊太郎を演じる市村正親さんの演技。マッシュルームヘアにちょっと天然がはいった絵本作家。
ドラマや映画ではお堅い役を演じている印象があって、
ここまで吹っ切れた演技が自然すぎて、さすが役者歴長いことだけあってプロだ。
そして、ユースケ・サンタマリアが演じる空気を読めないセールスマンの役が個人的には好き。
ハジメや絵本作家とか変わっていくことで、営業マンとして結果を出せないことに気づくといった
部分がわかりやすかった。
空気の読めないところに笑いのタネが仕込まれていて、人間味あふれる純粋なキャラクターに
心の中で突っ込みながら涙して笑った。漫才をみているようで。

片桐仁さんが演じるユーチューバーは傑作。歌手を目指してユーチューブにひたすら動画を上げまくる。
ユーチューバー片桐仁のキャラがわかる動画で「恋のメデューサ」、どうぞ↓
ユーチューバー高梨仁 | 映画「泥棒役者」公式サイト 11/18(土)公開

こんなユーチューバーが実際に動画投稿していたら、話題になりそう。

彼は絵本作家の前園宅のお隣さん。
物音になにかとイチャモンをつけてくるといった捻くれた性格もキャラを引き立てている。


ただの笑えるコメディだけではなく、生きていく上で誰しも壁にぶち当たって立ち止まるテーマも含まれている。
特に、絵本作家の前園俊太郎の言葉ひとつひとつが胸に刺さる。
彼が描いた絵本「タマとミキ」の誕生秘話、作品背景、タイトルに込められた想いには自然と涙が出た。

みんな普通の人なんだろうけど、逃げたくなるような影の部分がある。
どんな後悔や失敗も受け入れて、前向きに生きていくって難しいなろうけど、
みんなそうやって生きているんだなぁって思った。
「過去の失敗や後悔から目をそむけてはならない」といったメッセージが心に響く。

演出ではアニメーションも入っていて、ポップな絵や可愛らしいキャラクターで
シーンの変え方が面白くて、隙を与えないところが西田監督らしいなと。

西田監督といえば
脚本だと「信長協奏曲」「とと姉ちゃん
監督・演出では「小野寺の弟・小野寺の姉」が代表作。

個人的に嬉しいことが一つ!!
おそらくサプライズであろうか…
西田監督の代表作に出演していた、大物俳優と女優の2人がカメオ出演している。
ここで出演するかーー!って嬉しかった。

映画で声がでてしまうくらい笑った作品って今までにあっただろうか…。
話の展開の一つ一つが印象に残る作品。